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GSXファン1800台越えの大集結! 初開催GSX-S/R Meeting 2024
- おすすめコラム
- 2024.11.01
今回は静岡県で開催された『GSX-S/R Meeting 2024』の模様をご紹介します!
10月20日、静岡県浜松市 スズキ株式会社浜松工場内特設会場で、第1回目となる『GSX-S/R Meeting 2024』が開催されました。この日を待ちわびたGSXオーナー、GSXファンが全国から来場、その数は実に1812台、2019名に昇り、多くのブースやマシン展示、豪華ゲストによるトークショーなどの多彩なプログラムで大変賑やかな一日となりました。
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会場はスズキの二輪生産を担う浜松工場の広大な敷地
最新モデルまで揃うGSX-Sシリーズと、1980年代からの歴史を誇るGSX-Rシリーズ、さらにはKATANAや隼もGSX系譜のモデルとあって、広大な駐輪エリアの端から端まで多種多様なバイクが並びます。開場時刻を前に入場するバイクの列は途切れることなく続いて、初開催からまさにビッグイベントを通り越してマンモスイベントの様相です。到着したライダーは皆、まずその光景にびっくりして「すごいネこれは!」と声を上げます。
午前10時、鈴木俊宏社長の開会宣言で『GSX-S/R Meeting 2024』が開幕しました。
朝、1800台を越えるバイクが押し寄せましたが、1列徐行で皆さん安全走行。到着、駐輪、ゲート入場までのひとときもまたイベントへの期待に心躍るプロローグです。
Sシリーズ、Rシリーズの間にカタナや隼の姿も。GSXの歴史の長さとモデルの多さが際立ちます。
広大な敷地が幸いして全車収容の駐輪エリア。左上方のテントやバナーが見えているところがイベント会場です。
開会宣言をおこなう鈴木社長。「GSX-R400は国内40周年、海外では来年GSX-R750が40周年です。」と記念すべきミーティングの誕生をアピールしました。
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豪華ゲストによる魅惑のトークショー
ステージでのトークショーの内容の濃いことはすっかりスズキイベントの名物にもなっていて、この日も『ヨシムラSERT Motul EWCシリーズチャンピオン獲得祝勝トークショー』、『チームスズキCNチャレンジトークショ-』そして『GSXーSシリーズ設計者トークショー』という、それぞれ豪華なゲストによるここでしか聞けない、絶対に聞いてみたい話題を一度に聞けるのですからなんとも贅沢なことです。
トークショーの初めに、ヨシムラSERT Motulの加藤陽平監督が、鈴木社長と共にEWCタイトルトロフィーを掲げて、2024年世界耐久選手権シリーズチャンピオン獲得の喜びを報告、会場は拍手と喝采に沸きます。続くトークショーでは、24時間耐久レースの現場の模様や鈴鹿8時間耐久レースのエピソード、そしてGSXーSシリーズ開発秘話など貴重なトークが次々に披露され、満席の会場の皆さんも静まり返って聞き入りました。
司会進行役はバイク女優の望月ミキさん。SV1000Sに乗るスズキファンです。
ヨシムラSERT Motulの加藤陽平監督と鈴木社長、重そうなトロフィーのデザインもとてもクールですね。
3年ぶりのタイトル奪取を果たしたヨシムラSERT MotulのEWCシリーズチャンピオン獲得祝勝トークショー。
鈴鹿8耐で総合8位獲得と健闘したチームスズキCNチャレンジ。トークショーではマシン仕上げの苦労話も。
GSX-Sシリーズ設計者トークショーでは、Rシリーズとの棲み分けや最新8シリーズまで話題も広がりました。
ゲストライダーがじゃんけん大会をリード。なぜか渥美心選手と勝負する濱原颯道選手と生形秀之選手。
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40年間GSX-Rに乗り続けるライダーさん登場!
ファンとしてはぜひとも手に入れたい記念グッズの販売や、跨ることができる最新マシンの展示、さらに浜松工場ならではのサプライズな工場見学も実施され、会場のあちこちでGSXをめぐる催しが展開します。ブースエリアをのぞいて周れば、気になる新商品の実物を前に詳しい説明を聞いたり、8耐レースマシンを間近に見ることができたりして、時間の経つのも忘れます。
プログラムのひとつに『1台を長く愛してる賞』というユニークな賞の選出があり、初代GSX-R400の登場から40周年を記念して、GSX-Rを新車で購入して以来所有期間が長いライダー、そしてもちろんこの日も乗車してきた方を会場で募りました。結果、1984年初期型に乗り続けている静岡県沼津市のライダーさんを始め6名の方が『1台を長く愛してる賞』受賞、記念にスズキの粋な前掛けがプレゼントされました。このような企画もスズキさんらしさに満ちて、とても素敵ですね。
タイヤ、オリジナルパーツ、ギアからケミカルまでGSX関連商品がズラリ、活気あふれるブースエリアは終日賑わいました。
イベントグッズ販売ブースには、朝から長蛇の列が。「とにかく最初にTシャツをゲットして、あとはゆっくり楽しみます。」と皆さん。
手前は工場見学記念Tシャツ、奥の2枚がイベント記念Tシャツ。まさしく飛ぶように売れていました。
展示エリアには、燦然と輝くGSX-RR #42マシンと#36マシン、そして跨ることが可能なSシリーズ、8シリーズ6台が並んで、写真を撮る方や次々に跨って比べる方達で賑わいました。
『1台を長く愛してる賞』受賞の皆さんと鈴木社長で記念撮影。「これからも末永く乗り続けます!」と皆さん。
Xを通じて神奈川、千葉、茨城、兵庫などから集まった全員GSX-R125乗り、ということはつまり下道で!購入の決め手は皆さん「125の中で一番カッコいいから!」
東京、静岡、愛知からSNSで繋がった2台のGSX-R1000Rと隼ライダー達。「楽しかった!工場見学もしました。自分のバイクの生産ラインが見れた貴重な経験でした!」
イベント終了後はスズキスタッフのお見送りを受けながら会場を後にします。GSX愛に溢れた最後まで心温まるミーティングでした。来年の開催も今から楽しみしましょう!
■文・写真:高橋絵里 ■協力:スズキ二輪