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【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第2回 出てみりゃあ意外に面白い!?FSWミニろく

  • おすすめコラム
  • 2018.07.26

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】第2回。今回はFSW=富士スピードウェイにて行われた「FSWミニろく」についてのレポートです!炎天下の中行われたレースですが、会場は気温に負けず劣らずの白熱ぶりでした!

FSWミニろくとは?

FSW=富士スピードウェイとは、1966年に開業、2005年にリニューアルオープンした国際格式「グレード1」のモータースポーツ専用フィールド。

約1.5kmのメインストレートが特徴のレーシングコースを始めとする複数のコースが施設内に点在する。

FSWミニろくとは、FSW内のレーシングコース・ショートサーキット・カートコースを転戦するミニバイクの6時間耐久シリーズ戦。

年間5戦が企画され、順位に応じたポイントを加算していくことで、年間のシリーズチャンピオンを争う。


レースカテゴリーは、

・50(2スト50cc)

・85(2スト85cc)

・100・NSF

・125-C(4スト125ccのキャブレター車)

・125-I(4スト125㏄のFI車)

・スーパーグローバル(4スト150㏄の指定車輌)

・グローバル(4スト125ccの指定車輌)

の全8クラスとなっており、表彰やポイント獲得はクラスごととなっている。

  • デイキャンプ気分で6時間を楽しむ

ライダーは3名以上、ピットクルーやスタッフの人数に制限なし、パドックエリアはBBQがOK!

なので、学生サークルのレクリエーションやバイククラブのイベントなどに活用できるFSWミニろく。

ここ数年は、海外からエントリーするチームも増えた。

仮にライダー6名でエントリーだと、一人の受け持ちは1時間。

残り5時間を仲間とワイワイ、BBQに舌鼓を打ちつつデイキャンプ気分で楽しめる。


パドックはBBQオッケーです

焼肉や焼きそば、おでん、うどんなど、チームの特色がでるパドックのBBQエリア。ワークス体制でホスピタリティブースを用意する海外チームもある。

スタート前の雰囲気

仲間とワイワイがやがや盛り上がれる時間帯。インスタ映えの写真を狙う人も多い。

  • リーズナブルにエントリーするならS-グローバル&グローバルがオススメ

FSWミニろくならでは!のエコノミカルクラスが、スーパーグローバルとグローバル。

エンジン本体の改造が不可となっており、パワーアップ系のカスタムはマフラー程度。


グローバルクラスは、実勢価格がリーズナブルなCB125FやYBR125、Z125PRO、GN125、デーモンホッパーなどが参戦可能。


スーパーグローバルクラスは、CBR150、YZF-R15、GSX-R150、KTM・RC125などの水冷単気筒マシンが参戦できる。


これからレースを始める人に断然オススメ。

グローバルクラス

ルールブックにて指定された車種のみが参戦可能。エンジン本体の改造は不可だが、マフラーの交換は可能。外装のモディファイやポジション系も改造できる。

スーパーグローバルクラス

ルールブックにて指定された車種のみが参戦可能。エンジン本体の改造は不可だが、マフラーの交換は可能。外装のモディファイやポジション系も改造できる。

  • 人気のレーシングコース戦、2018年はアツい戦いに!

2018年7月15日に行われた第3戦。

2017年は台風の影響により雨模様となり、ほぼノーマル状態と言えるS-グローバルクラスが台頭、トップ6を独占するという展開だった。


2018年はその逆!

スタート前からグングン気温上昇、厳しい日差しの照り付ける中、まさに我慢大会といえるレース模様となった。

序盤より総合トップグループを形成したのが、85クラス&S-グローバルクラス。


ライダー交代のタイミングで順位を入れ替えながら、一瞬たりとも気の抜けないレース展開。

レース開始2時間を経過したあたりから、転倒やコースアウト、マシントラブルが続出。

無転倒ノントラブルで淡々と周回するチームが、じわじわと順位を上げていく。

終盤は各クラスのトップ3が、最大ラップ差3周以内の戦いを繰り広げ、グローバルクラスは約30秒差の同一周回という、ワンミスが許されない緊迫のレースとなった。



猛暑の中、6時間後のチェッカーを最初に受けたのは、#56、REVSTARS6号車。85クラスの優勝となった。

最後の最後までトップ6に食い込んでいた#30、STREETER MIX アンダー30のCBR150Rは、総合5位/S-グローバルクラス優勝でレースを終えた。


総合1位

熱いレーシングコース戦を制した#56、REVSTARS6号車チーム。周回数は148、平均時速は112.413km/h、ベストタイムは2分17秒807だった。

6時間の長丁場、レース進行のアナウンスだけでなく、チームの紹介や順位のお知らせなどを行なう放送席。実況はFSWのイベントと言えばこの人!と名高い勝又智也氏、解説はアジアンクラス(グローバルクラスの前身)で2年連続シリーズチャンピオンのチーム監督だったKAZU中西=僕が担当。コース上で起こっている「NOW!」を正確にお伝えしつつ、丁々発止の面白トークを炸裂させている。

表彰はクラスごとに行われ、トップ3にはトロフィーを授与。4位以下の全チームに順位入りのメダルを授与される。

2018年シーズンは残り2戦!

S-グローバルクラスのエントリー多数も話題となった2018年FSWミニろく第3戦。

残りはカートコース戦とショートサーキット戦になる。

シリーズチャンピオンを狙うのは難しいかもしれないが、

先ずは仲間と組んで出てみる!には、ちょうどいいタイミングかも?


参考URL

FSW富士スピードウェイ

http://www.fsw.tv/

FSWミニろく

http://www.japan-racing.jp/fsw/18/mini6.html

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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