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【バイクショップ訪問】同系列店でも違いありのMFDってオモシロイ

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  • 2022.05.19

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.152。今回KAZUさんはMFD2店舗を訪問されました!同系列店でもそれぞれ違いがあって面白いですね^^

一口にバイクショップと言っても、街のバイク屋さんから多地域展開しているグループ店まで、実に様々な営業スタイルがあると思います。メーカー販社系ディーラーは、まさに冠するメーカー車の専門店と言え、どこのお店でも同じようなサービスを受けられます。似たようなイメージだけれど、国内4メーカー車だけでなく外国車にいたるまで幅広く取り扱う独自スタイルのグループ店もあります。その一つがMFDモトフィールドドッカーズで、関東から関西まで所在する11店舗でグループ展開しています。同系列ゆえにバイクの品揃えも同様なのかな?と思っていましたが、どうやら店舗によって得意とするジャンルやカテゴリーが異なるようです。ならば、百聞は一見に如かず!精神で、直撃するしかない。新たな発見も求めて、MFD2店舗におじゃましてきました。

 

【目次】
1. MFD埼玉戸田店
2. MFD静岡清水店

 

  • MFD埼玉戸田店

先ずは、MFD埼玉戸田店を訪問。関東のMFDで、最もショールームが大きな店になると思います。これは、建屋が倉庫ベースゆえに可能な事だと推測しますが、とにかく店頭在庫車の台数が多い。仮にお目当ての車両を求めて訪問しても、展示車両を物色しているうちに目移りしてしまうかもしれません。それほど、排気量やカテゴリーもバラエティに富んだ品揃えです。

 

そもそもスズキ車を得意としているMFDですが、250ccクラスのスーパースポーツモデルだけでも、これだけ豊富に揃っています。実車を見て、跨ってみてバイク選びをしたい人にとっては、実にありがたい品揃えだと思います。

 

店長によれば、実は常時在庫するほど、大型クルーザーが得意な店だそうです。訪れた日も、トライアンフのロケット3が3台。その他では、GPXやファンティックなど、外国車にも力を入れているそうです。

 

同店は、バイク・キャンプ系ユーチューバーの独ヲタ女子アッキーさんに協力しているそうで、アッキーさんに一目会いたいと遠方から訪れる方も多いとか。僕と交流のあるモトブロガーたちの間でも、アッキーさんを知らない人はいないそうで、その影響力は計り知れないと思った次第。

 

ついに発見!MFDのオリジナルコンプリート車、MFD250カタナ(GSX250カタナR)です。写真や動画などでは拝見していましたが、実車を見てスタイリングパーツの収まり感に感心しました。カタナデザインをリスペクトしつつ、デフォルメ&リサイズが絶妙。さらに、GSX250Rをベースとしながら、70万円台~購入可能というリーズナブルな価格設定。僕は以前、GSX250Sカタナに乗っていたこともあり、興味津々でした。

 

 

関連リンク

MFD埼玉戸田店

 

  • MFD静岡清水店

修善寺から約1時間の距離に所在するMFD静岡清水。春の試乗会に合わせて訪問しました。同店は開店当時から、80年代ロードスポーツや250㏄オフロードモデルに強い店として地元ライダーに知られています。当日は新型KATANA、オリジナルコンプリート車のMFD650カタナ、MFD250カタナ、ハスクバーナがショールーム入り口でお出迎え。

 

赤ストライプがアクセントとなっているMFD250カタナ。MFD埼玉戸田店では時間が無くて跨れませんでしたが、MFD静岡清水店で念願叶いました。GSX250Rとの違いは、主に外装パーツのみというコンプリート車ですが、跨った時の視野感はしっかり「カタナ」していました。

 

試乗車として用意されていたイカツい125㏄バイク、ストリートスクランブラー仕様のゾンテスZT125‐G1です。これはオフロード走行を意識したSUV的モデルですが、アグレッシブなデザインに驚き。跨った感じは、セカンドバイクに丁度いいなと思える足つき性と重量バランス。ストリートファイター仕様のロードスポーツモデルZT125‐Uも用意されていました。

 

先ずは、SV650の試乗です。市街地からワインディングまで約20分間の試乗ルートが用意されており、先導スタッフに追従するマスツーリングスタイルの試乗になります。ハンドル幅や絞り角、ニーグリップのしやすさ、足つき性の良さなど、僕の体格にジャストフィット。外観から小回りが利くバイクだなと想像できますが、期待を裏切らない操縦性です。コーナリングは安定志向が強めだけれど、ハンドリングの切れはシャープ&クイック。これはジムカーナ向きだなぁと思いました。パンチのある加速力にも好印象です。

 

次はGSX250Rに試乗してみます。実は以前に、大阪の市街地ツーリング企画で丸2日乗った経験あり。久々の乗車となりましたが、スーパースポーツスタイルとは裏腹に、安定志向の強いハンドリングを見せます。ワインディング区間に入り、「もしや?」と閃き着座ポイントをこぶし一個分後ろにしてみると、20代の頃に乗ったGSX-R1100に似たような感覚。予感した通りに軽快かつシャープな切れ感のあるハンドリングとなりました。乗り手のスキルによって、ポテンシャルを引き出しやすいバイクだとも言えますね。

 

関連リンク

MFD静岡清水店

 

制作・協力

■ライター:KAZU中西

フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。

観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。

一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング。

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