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【岸田彩美のバイクの楽しさ無限大】MotoGP 最終戦観戦記~決勝日~
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- 2022.01.25
【岸田彩美のバイクの楽しさ無限大】vol.134。スペインに留学中のあやみんから、MotoGP最終戦の観戦レポートが届きました!今回はいよいよ決勝日です!
こんにちは。岸田彩美です。いよいよ決勝日の様子をお届け。
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みんなでワイワイ!熱気溢れるサーキット場
この日も天気に恵まれて、気持ちよくサーキットへ向かいました。
途中渋滞もありましたが、予想して早めに出発したので問題なし。交通整理が行われていましたが、ライダーは優先的に道路を通してくれていたので、車より早くサーキット到着できました。
この日もお祭り騒ぎなライダーで溢れていましたし、予選日に比べてより観客が増えている。。
Moto3の決勝レースから観戦できたのですが、途中転倒したライダーがスタッフさんの運転するスクーターに乗ってピットへ戻ってくるとき、私たちの席の前のサービスロードを走るんですね。
その際は観客が激励の拍手で迎えていたり
オイルがコース上に撒かれてしまい、赤旗中断した際は
レトロなダンスミュージックが流れて さあみんな踊って待ってようぜ~というアナウンサーさんの声(笑)
暖かく、ワイワイ踊って楽しむことが大好きなスペインの雰囲気をサーキット場で感じることが出来て、やっぱりスペイン好きだなあと思ったのでした。
私は周りにいたご家族とお話をさせてもらいました。ムルシアというバレンシアの南にある州から来ているそうで、毎年家族で観戦が恒例なんですって。 駐車場で何人かに話しかけたときも、ムルシアから来た!という方、多かったです。
幼いころからMotoGP観戦に来ていたそうで、それが当たり前だったそうです。幼い時に経験した思い出って、大人になって繋がってくることも多いんですよね。
そして将来同じように楽しみたいな~って思う機会でもありますよね。
拙いスペイン語なのに、嫌な顔せずに質問に答えてくれて嬉しかったです。写真も一緒に撮ってくれてありがとう!これも思い出です。
今回観客席での飲食は禁止でしたが、席の感覚は超満員に近いくらいぎゅうぎゅうだったのが現実。まあ外だからいいんでしょう…。多分。
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いよいよ決勝レース!
さてさて、決勝レースが始まる前のスターティンググリッドでは、ロッシ選手の紹介シーンのロッシコールが起こり、そのあとの…ウエーブ!!
初めてウエーブに参加したけど、最高に楽しいですね~!この日のこと、一生忘れません…。
フライングで発煙筒炊いちゃってる人もいました。
MotoGP決勝レースは、残念ながら中上選手はリタイア
1・2・3位表彰台にドゥカティが並ぶという結果になりました。
引退のセレモニーですが、アナウンサーさんの掛け声とともにGrazie Valeのコールで引退のコース走行
花火の演出と走り終わったライダーたちと共に称えあっていました。
そうそうこのサーキットのとある建物に描かれたロッシ選手の壁画を見たかったのですが、他のエリアに入ることが出来ず断念。またいつか見に来れる事を願って、帰路につきました。
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“バイクが好き” この気持ちをこれからも大切に
帰りは予想通りの大渋滞でしたが、驚いたことがいくつかありました。
一つ目はロータリー交差点を封鎖し、一か所のみしか通れないようにしていました。交通の流れを一つにまとめてみんな同じ方向に帰りなさいということですね。
二つ目は、高速道路を上下線の一部をカラーコーンだけで進路を変えてしまっていました。
なるべくバレンシア市内方面に車両を流すようにしていたのです。文化の違いですけれど、この大胆さに驚きましたね。
せっかく道を覚えたのにどうしよう…と焦りましたが、もう諦めて流れに身を任せることにしたら案外無事に家に着くことができました。良かった~
今大会は、Circuito Ricardo Tormoのレースで過去最高の入場者数だったそうです。
また私の中でこの大会を観ると決めており、スペイン留学をしようと決めた時もバレンシア戦を見たいからバレンシアに住むと決めたのです。
偉大なるライダー バレンティーノ・ロッシ選手の引退レースという色んな偶然が重なった大会でもありました。
自分の目で観戦し、会場の雰囲気を肌で感じ、お客さんと話し、写真を撮って
バイクにも乗れて…大きな節目でもあったMotoGP観戦でした。
好き!楽しい!という気持ちを大切にすると輪が広がったり助けてくれる人がいるんですね。
言葉は十分には通じないけれど、“バイクが好き”
この気持ちをこれからも忘れず、そして大切にして
残りのスペイン生活、存分に楽しんでいきたいと思います。
私のこと忘れないでくださいね(笑) 引き続き頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。
そして今年こそ、日本グランプリが開催されることを祈ります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
岸田彩美
バイクの窓口編集部