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【石塚健の目指せMotoGP】第7回 CEVレプソルインターナショナル選手権 第2戦ポルティマオ

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  • 2020.08.13

【レーシングライダー石塚健の目指せMotoGP】vol.7。ポルトガルで開催されたCEVレプソルインターナショナル選手権。今回は第2戦ポルティマオをレポートします!

こんにちは。レーシングライダーの石塚 健です。

今回は、開幕戦と同じくポルトガルでおこなわれた、CEV第2戦をレポートします。

  • 圧倒的な迫力の大規模サーキット

第2戦が開催されたのは、ポルティマオ(アルガルヴェ)。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける以前の、本来の開幕戦が行われる予定だったサーキットです。


しかも、今シーズンからシリーズに追加となったサーキットで、僕にとっては初めて走る場所でもありました。


そんな初めてのアルガルヴェサーキットを実際に見た感想は、「広い!!!」の一言。


日本の鈴鹿やツインリンクもてぎを含め、今までに走ってきたサーキットのなかでも、トップレベルに大規模で、その迫力に圧倒させられました。


僕は、ワクワク感と同時に小さな不安を感じながらも、まずはルーティーンとなっているコースウォークに出発します。


歩いてみた感想は見たままで、アップダウンが激しく、ジェットコースターのようなレイアウトです。


実際に走ってみても、とにかくアップダウンが激しくて、ブラインドコーナーだらけのかなりテクニカルなサーキット。


コーナー自体がまだ見えていないポイントからブレーキをかけ始めたり、バイクを寝かせ始めたりするので、視覚ではなく感覚でコースを覚えながら攻略していくという難しさがありました。

  • 1つでも上の順位を目指して・・・

第2戦のレースWEEKのスケジュールは、7月10日に40分×3本のテスト走行、11日に35分×2本のフリープラクティス、12日に40分×2本の公式予選、13日に15分のウォームアップと17ラップの決勝レースが2ヒートです。

フリープラクティスでは、ラップタイムを計測するトランスポンダーを装着しないまま走行してしまい、コントロールタワーに呼び出されての厳重注意を受けるというアクシデントがあったものの、予選でなんとか目標だった48秒台に入れることができました。


予選タイムは1分48秒778。僕自身としては、必死で出したタイムでしたが、順位としては16位。トップタイムは1分45秒468。トップとの実力の差を思い知らされる苦しい結果です。


それでも、1つでも上の順位を目指し、決勝レースに挑むしかありません。


決勝結果は、レース1:12位、レース2:13位と、両レースで順位はかなり上げることができましたが、目指している所には到底、届かない結果です。


僕は、改めて自分の実力不足を思い知らされることになりました。


しかしそれは、決してネガティブなものではなく、足りないのは開幕戦でも痛感させられたフィジカル面。これまで乗ってきたどんなマシンよりもパワフルなmoto2マシンを乗るための体力や筋力が足りないという実感です。


それは同時に、必要なフィジカルさえ身に付ければ、前を目指すことができるという確信でもありました。


今回は、開幕戦から2日後には第2戦のレースWEEKがスタートするという、かなりタイトなスケジュールでしたが、次戦は約1か月後。


この1か月で、必要なフィジカルを身に付け、第3戦がおこなわれるへレスサーキットでは、必ず結果の残るレースをして見せます。


是非、これからも応援してください。

制作・協力

レーシングライダー 石塚健

バイクの窓口事務局

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