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【遠藤イヅルの珍車カタログ】第6回 スズキ RE-5 (1974)
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- 2016.07.03
イラストレーター遠藤イヅル氏による名車・珍車を紹介するコーナーです。 今週の珍車は、スズキが作ったロータリーエンジン搭載の「スズキ・RE-5」のご紹介です。
■スズキ RE-5 (1974年)
■エンジン:水冷・シングルロータリー497cc
■最大出力:62PS/6,500rpm
これまでユニークな小排気量モデルスクーターを
紹介してきたこのコーナーですが、
今回は一風変わった大型バイクをご紹介したいと思います。
それが国内メーカーで唯一市販された
「ロータリーエンジン」を積んだバイク、「スズキRE-5」です。
1960年代から1970年代にかけて、
ロータリーエンジンは新しい内燃機関として期待され、
4輪、2輪問わず様々なメーカーが開発に着手しました。
スズキもそのひとつでした。
497ccのシングルローターを搭載して
1974年に登場したRE-5は、
ロータリーエンジンを積んでいたという独自性はもちろんのこと、
デザインもジウジアーロに託されていたのが特徴です。
ですが、実際にロータリーエンジンを実用化出来たのは
マツダだけだったのはご存知の通り。
RE-5は諸事情で海外への輸出専用モデルでしたが、
その輸出もオイルショックが重なって低迷。
わずか2年間の生産でその生涯を終えました。
■バイクの系譜:ロータリーエンジンのページ