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初めてのSSTR。憧れの千里浜なぎさドライブウェイは まさかの・・・!

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  • 2021.11.30

【あみ into MOTO】vol.17。オートバイによるツーリングイベント『サンライズ・サンセット ツーリング ラリー(SSTR)』のレポートです!無事に日没までにゴールできたのでしょうか・・・?!


「タフだなぁ~」・・・と、我ながら感心します。前回の記事でご紹介したツーリング ラリー『Door of Adventure(DOA)』の翌週末は、サンライズ・サンセット ツーリング ラリー、通称『SSTR』に参加しました。


オートバイ冒険家の風間深志氏が、パリ・ダカールラリーで味わった“海岸を駆け抜けるヴィクトリーラン”・・・のような体験を、日本の多くのライダーに味わってもらいたいと、2013年から始まった、オートバイによるツーリングイベントになります。


前回に続き、こちらもアドベンチャー感たっぷり!・・・ということで、私の頼れる相棒 ハーレーダビッドソン パンアメリカで参戦です!

  • 日の出に出発~日没までにゴールを

SSTRは、太平洋に昇る朝日とともにスタート、途中チェックポイントを通過しながら石川県羽咋市の『千里浜なぎさドライブウェイ』へ、日没までに到着することを基本ルールとした、とてもシンプルなもの。


スタート地点は太平洋側の、朝日が臨める海沿いであれば自分で決められます。そこで、私は“お台場”をチョイス、日の出の頃にはスタートの証明となるチェックイン(位置情報の送信)を済ませ、愛車とともに準備万端です。


■SSTR2021リストバンドも装着!


東京、お台場からゴール地点の千里浜なぎさドライブウェイまでは、普通に向かっても600km近くあります。


しかしSSTRでは、その道中に点在する道の駅や高速道路上のSA/PA、ほか各都道府県の名所などがチェックポイントとして指定されていて、そこに立ち寄り→位置情報を送信(ポイントをゲット)、ゴールまでに合計10ポイントを稼ぐことがルールのひとつ。


日没までに千里浜に到着するためには「のんびり、ゆっくり旅路に・・・」というわけにはいかず、とりあえずお台場から出発して最初の目的地は、SSTRの指定チェックポイントとされていた『大國魂神社』(東京都府中市)を目指しました。


  • チェックポイントを通過すること!

最初のチェックポイント『大國魂神社』に到着。鳥居をくぐった先にクルマ・バイク駐車場があり、(写真下)私のほか数台のSSTRゼッケンを貼ったオートバイに出会うことができました。



無事に位置情報の送信を終えてポイントをゲット。大國魂神社をあとにします。


さてこのあと、週末の交通量の多い東京都西部から高速道路(下り線)までも続く、長い長い渋滞を乗り越えなくてはなりません。


このとき東京都内は雨が降っていて、渋滞と予想外の寒さとで・・・、


「しんどかったぁ~・・・(小声)」


関越自動車道 高坂SAに着いたころ、朝から何も食べていなかったのでしばし休憩をとります。


あまりゆっくりもしていられないのですが、ここで食べたたこ焼きが身に染みて、とても美味しかったのを覚えています。


ここで、愛車にも栄養補給します。パンアメリカは、乗っていて本当に楽だし、頼もしい。SSTRにパンアメリカをチョイスして大正解だったとつくづく思います。


■シュアラスターLOOPパワーショット(ガソリン添加剤)で愛車にも元気を補給


高速道路のSA、PAもチェックポイントとして認められているので、高坂SAでチェックイン後は、ひたすら北上し、日本海側を目指しました。


次に停まったポイントは、高坂SAから約200km先にある、関越自動車道、越後川口SA。関東方面は小雨模様だったけど、関越トンネルを越えたら驚くほどの好天気に恵まれ、暑いほどでした。


■レインウエアをトップケースに押し込む図


ここでも、SSTRの参加者であろうライダーさんにお会いすることができました。お互い同じゴールを目指してるのって、なんか仲間意識が沸いて良いな、って思います。


ここでレインウェアを片付けたりなど、態勢を整えて出発です。自宅を出発してから既に300km超、そしてまた、千里浜なぎさドライブウェイまで300km以上あります。


普段、バイクに乗る機会は頻繁にあっても、ここまで長距離をひたすら走り続けることって、かなり久しぶりだったので新鮮。そして、距離を重ねるたびにパンアメリカの快適性能やブレない走破性にウットリしました。


  • 晴れから一転、どしゃ降りの豪雨

北陸自動車道 名立谷浜料金所を下り、ここから千里浜までは下道で残りのポイントを稼ぎながら進みます。


ここ、名立谷浜インター線のまっすぐな道を抜けると、目の前に大きく広がる日本海の景色には感動しました。後にも先にも、この景色がSSTRで一番感動したポイントだったかもしれません(笑)。


■最も印象深かった『名立谷浜インター線』


『道の駅 うみてらす名立』 そして、『道の駅 マリンドリーム能生』でチェックインを済ませたら、たぶん!


・・・おそらく、ゴール条件の“10ポイント“は達成できたと予想しました(この時点で、どこでチェックインしたか、どこが何ポイントだったか、よくわからなくなっています(笑))。


ここで、日没の時間は刻々と迫ってきているのに、距離的に時間的に目標達成には非常に厳しい状況でした。急いで千里浜なぎさドライブウェイへ向かいます。


■道の駅 うみてらす名立(写真左)、道の駅 マリンドリーム能生(写真右)


このあと、厳しい状況は天候にまで影響を及ぼし、次第に周囲は暗く、天気は暴風雨へと変わっていきます。


念願の千里浜なぎさドライブウェイに到着したときは、ちょうど日没の頃でした(多分)。砂浜へ向かう入口周囲にはたくさんのライダーさんたち。


停まっていてもしょうがないので、さっそく浜の方へ突入しました。


■水滴がレンズについて、まさかの幻想的な画に(笑)


横なぐりの強い雨と風。視界も悪く、路面状況もみえない中、パンアメリカで砂浜を走る恐怖ったらもぅ、笑うしかありません。


ここで何が一番私を奮い立たせたかって、『新車のパンアメリカは、絶対にコカさない!』。これに全集中でした(笑)。


■もぅ、なにがなんだか・・・w↑


海は真っ暗闇、波打ち際を走っている実感はなく、ただ ただ必死に進んだ砂浜の8kmは、とても長く感じました。


そして、念願のゴール。


停まって、ちゃんと記念撮影をしている余裕すらない状況は・・・、お察しください(笑)。


■とりあえず嬉しい 「わーい!!」


このタイミングでゴールされた参加者のみなさま、そして何よりSSTR運営スタッフの皆さま、出展の皆さま全員、本当に大変そうでした。


ここまでの悪天候だと本来、千里浜なぎさドライブウェイは通行止めになるのだと思います。


そこを、どんな状況であれ、私たち旅人(参加者)が、最終目標であるゴールポストをくぐれるように、ご配慮いただいたのではないかと察します。


この場をお借りして、関係者各位 ご尽力に心から感謝申し上げます。


■どんな状況であれ、ゴールできたのは最高!


この日、片道600km超を走り、無事にゴールした感動を噛みしめる間もなく、暴風雨に背中を押されるように千里浜なぎさドライブウェイをあとにしました。




憧れの『千里浜なぎさドライブウェイ』、また会おう!


結局、日没までにゴールする・・・という完走条件は達成できたのか不明のままです。


そして大荒れのなか、SSTRスタッフの方から頂戴した参加賞は、宿についてから拝見しました。


カップのようなものは、コーヒーメーカーらしく今度キャンプで使ってみようと思います。


■豪華な参加賞


今回はじめて参加したSSTR。ルートのチョイスや時間配分など、振り返れば反省点も多いですが、最後の“暴風雨”があって、とても忘れられない思い出になりました(笑)。


『バイクで千里浜なぎさドライブウェイを走る』・・・という、私のたっての願いは、またの機会にリベンジです。


そして、最後の最後まで、しっかりと私を支えてくれた愛車パンアメリカにすごく感謝した旅となりました。


■ありがとう


制作・協力

<プロフィール>木村亜美

東京出身、タレント・ライター・YouTuber。雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、BRP Can-Am Rykerなど。

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