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クラシックの魅力とコスパが光る一台!ST250 Etype インプレッション

  • おすすめコラム
  • 2025.01.27

【ぴの子のぶぉんぶぉんピノコラム】Vol.9。ST250 Etype を購入したぴの子さんから、早速インプレッション記事が届きました!

バイクの購入は、ライダーにとって一大イベント。実は私、リースで借りていた「スズキ ST250 Etype」があまりに魅力的で、そのまま買い取りを決断!珍しい形での納車となりました。今回はそんな「ST250 Etype」について、実際に手に入れて感じたことをメリットやデメリットに分けてお届けします。

 

★リースした際の記事はコチラ

 

  • スズキST250の歴史

スズキのST250は、2003年に登場したクラシックスタイルのバイクです。当時のバイク市場ではスポーツ系や大型バイクが主流だった中、「もっとシンプルで、手軽に乗れるバイクがあってもいいよね」という思いから誕生したそう。

スタンダードモデルの「ST250」に加えて、クラシカルな見た目や装備が加わった上位モデルの「Etype」もラインナップに加えられ、選べる楽しさが広がりました。

しかし、2017年に生産終了。比較的マイナーな存在となりましたが、そのシンプルな構造と愛らしいデザインのおかげで、今でも根強い人気を誇っています。

 

■クラシックかつシンプルなデザイン

まず、ST250 Etypeの特徴は、そのレトロでクラシカルなデザイン!最近流行りの、いわゆる【ネオクラシックバイク】です。曲線を活かしたタンクやシンプルなフレームデザインには、どこか懐かしさを感じる趣があり、現代的なバイクにはない個性が光っていますST250 Etypeは比較的マイナーな車種ですが、その分、他のライダーと「被らない」という点も大きな魅力だと、個人的には思っています。

さらに、このシンプルさはカスタムの自由度を大きく広げてくれます。カフェレーサーやスクランブラー風にカスタムした車体が出回っているので色々検索してみるのも面白いです。

▲私が今回購入した車体は、すでにグリップヒーター、ETC車載器、ウィンドスクリーン、リアキャリアが装着されており、快適さも申し分なし!これらをベースに、さらに自分好みのカスタムを施していけるのは、カスタム好きにはたまりません。

 

  • 初心者や女性におすすめの軽量設計

ST250 Etypeの軽量な車体(146kg)は、取り回しの苦手な方でも安心!

初心者ライダーや女性ライダーにとって、駐車場での押し引きや狭い路地でのUターンなどのシチュエーションが苦にならないのは大きなメリット。

さらに、シート高は770mmと低めに設定されており、足つきの不安も少なく安心して乗れる仕様です。

私自身、ST250 Etypeに初めて跨ってから4ヵ月ほど経ちますが、立ちゴケはおろかバランスを崩して危なかったという経験すらありません。やはり軽さとシート高の低さは正義です!

 

■リッター40km超えの燃費の良さ
コスト面でのメリットとして見逃せないのが、抜群の燃費性能。

普段の走行でリッター40kmを超えるというのは、燃料費を抑えたい人にとって大きなアドバンテージです。通勤や街乗りに頻繁に使う人にとって、経済性は重要な要素です。
また、この燃費性能により、長距離ツーリングでも燃料補給の回数を気にせず走り続けられるのも嬉しいポイントです。旅先でガソリンスタンドを探す手間が減るのは、ライダーにとってストレス軽減につながります。


 

■デメリット:パワー不足と振動の壁
一方で、ST250 Etypeには明確なデメリットも存在します。

特に、高速道路でのパワー不足は否めません。追い越しや急な加速が必要な場面では、400cc以上のバイクと比べてどうしても物足りなさを感じます。

また、長距離走行時には、単気筒特有の振動が疲労感を増幅させることも…。重めのバーエンドを装着するなどの対策をしても、振動そのものを完全に消すのは難しいのが現状です。

この振動は単気筒エンジン特有のもので、慣れない人にとってはデメリットと感じるかもしれません。しかし、逆に言えば「古き良きバイクを操っている感覚」を味わえる部分でもあり、この特性を楽しめるかどうかがこのバイクの魅力を最大限に感じられるポイントかもしれません。


加えて、安全性能の面では、年式の問題でアンチロックブレーキシステム(ABS)が非搭載という点が気になるところ。急ブレーキが必要なシチュエーションではABSがあれば、と感じることもあるでしょう。いや、ないことを祈りますが…。
※ABSは、2018年10月1日以降に生産される新型二輪車に義務化されました。


また、シートは工具がないと開けられない仕様になっているのは地味に不便。私の購入した車体はETC車載器がシート下にあるので、カードを抜き差しする度に工具が必要です。ST250専用のカードをもう一枚作るか検討中。

 

  • まとめ:コスパ最強のクラシカルバイク

「ST250 Etype」を一言で表すなら、「リーズナブルで頼れる、クラシカルスタイルの優等生」。初心者ライダーや女性ライダー、そしてカスタム好きの方に特におすすめしたい一台です。街中での軽快な取り回し、クラシカルなデザイン、抜群の燃費性能は、日常の足としてもツーリングの相棒としても文句なし。

一方で、パワー不足や振動といったデメリットは確かにありますが、それを補って余りある魅力がこのバイクにはあります。今後私は、この相棒をフェリーに乗せて北海道ツーリングにも挑戦する計画をしています。ST250 Etypeと共に、これからもバイクライフを楽しみたいと思います!

▲タコメーターも燃料計もなく、必要最低限なシンプルな作り

「シンプルで乗りやすく、コスパ抜群なバイクを探している」という方、ぜひST250 Etypeを検討してみてはいかがでしょうか?

私のYouTubeチャンネルでもST250 Etypeのインプレをアップしています。よかったら合わせてご覧ください!

【新バイク納車】購入したスズキST250のインプレ!メリット・デメリットは?おすすめはこんな人【バイク女子】

最後までご覧いただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!ぴの子でした。

 

制作・協力

ぴの子

バイクの窓口編集部

 

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