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【バイクメンテナンス】乗るほどに奥深いVMAX1700の世界観

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  • 2021.10.26

【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.147。KAZUさんの愛車VMAX1700をメンテナンスされました!

すでに国内モデルは販売終了となっているVMAX1700。デビュー当時は性能や販売価格で飛びぬけた存在でしたが、現在市販されているバイクを見れば特筆されるものでもなく。しかし、車体中央にどデカいV4エンジンが鎮座する存在感、VMAXならではの造形美など、まだまだ現行車にひけをとらない魅力を放っていると思います。ヤマハの象徴、磐田の至宝は伊達ではない!とはいえ、僕のVMAXも然りで、経年劣化や走行距離に応じた要メンテナンス個所もチラホラと…。ツーリングに、ライスクのイントラ車に、取材の足にと、日々活躍してくれるVMAX1700だから、少しばかり手を入れてみたいと思います。

  • VMAXでツーリングへ!


よく晴れた某日、TOMCATSの仲間と北杜市までひとっ走りしてきました。目的は開通したばかりの中部横断道の走破とアニメ聖地の確認です。実は以前、北杜市(旧武川村)の山高神代桜近くに住んでいたことがあり、僕にとっては懐かしさを覚えるツーリングとなりました。当時と違うのは、ガソリンスタンドの件数。とにかく激減していました。STDのVMAX1700だったら、燃料タンク容量の関係から不安感まんてんなのですが、僕のVMAX1700は工房nagamiのステンレス20L燃料タンクに換装しているため、同行する仲間たちと同じ給油タイミングでOK!



朝からど雨の某日、取材で名古屋まで行ってきました。その帰り道、XSR700のローダウンカスタムでお世話になったアクティブに立ち寄り。「一度、乗ってみたかったんですよね~」と、アクティブ広報の三崎さんが出迎えてくれました。「やっぱり大きいですね」いやいや、バッチリお似合いですよ、三崎さん。それにしても、足長いなぁ。僕はツンツンなのに(笑)ちなみに、VMAX1700用の新パーツは開発していないようですが、要望があれば可能な限りお応えしていきたいとのこと。ならば、ハイパープロのコンビキットを切望します。


関連リンク

アクティブ

http://www.acv.co.jp/00_index/index.html



昨年まで二輪車の通行規制を見直してもらうことを目的に、事故防止&マナーアップの啓蒙啓発活動を実施してきた箱根の旧街道。その規制区間が所在する畑宿へ、数か月ぶりに行ってきました。しばらく観察していると、平日ゆえか通行車両自体が少なく、古き良き歴史を伝える街並みの平穏が守られている感。地域住民に聞き込みをしてみると、コロナ禍となってからスピードを出し過ぎているバイクが増えて、マナーの悪さも感じるとのことでした。むぅ…残念な現実。気を取り直して、そば処桔梗屋で昼食。こちらのご主人は、バイク乗りに対して好意的なので、肩身の狭い思いをしなくて済みます。僕にとっては、蕎麦の美味しさだけでなく、ゆったりとした時間も楽しめる店。また訪れたいと思います。

  • 気になる部分をメンテナンス

そんなこんなの日々運用で、走行距離は8万6000km超となったVMAX1700。移動距離の都合上、夜間走行になることも多いので、先ずはくすんでしまったヘッドライトレンズを磨きます。作業してくれたのは、伊伝Dr.Driveセルフ大仁店の同僚・小板橋さん。「この程度なら、新品同様になりますよ」と、30分ほどで作業終了。驚きの透明度を取り戻しました。この仕上がりなら、しばらくの間は新品交換せずに磨きで対応できそうです。


関連リンク

伊伝株式会社・Dr.Driveセルフ大仁店

http://iden.xsrv.jp/shop/ss_self_oohito.php



次に気になる部分は、レバー&ステップ。STDでも特に不都合を感じませんが、マシンコントロールに重要なパーツでもあるので、これを機にアップグレードを図ろうと考えました。今回チョイスしたのは、SPEEDRAのレバー&ステップ。高強度アルミニウム合金素材6061を採用しているのですが、過去に何度か取材した中で、SPEEDRAブランドでは同じ6061材でもハイレベルな日本製を採用していると聞いていたこと、同様により耐候性の高いアルマイト仕上げであることがチョイスの理由です。僕は運転技能講習のイントラ車としてもVMAX1700を使用しているので、レバーは可倒式を選びました。レバーの操作感としては、必要な剛性を確保しつつ、ブレーキ効力をコントロールしやすい「しなり」があり、効きを保ちながらレバーリリースしたい場面で、使い勝手がずば抜けているなと思いました。ステップは、適度な強靭さがマシンコントロールにプラス要素をもたらしていて、連続するS字カーブなどの切り替えし場面で好印象を持ちました。


関連リンク

SSK

https://www.k-ssk.co.jp/



SPEEDRAブレーキレバーに換えたことで、ディスクローターの機能性に疑問を覚えるようになりました。もしかしたら、摩耗による使用限度に近いのかもしれない。早速、YSP沼津の鈴木店長に相談。リニューアルオープンのタイミングを見計らって、メンテナンス入庫しました。新しくなったYSP沼津は、広々とした空間&おしゃれ感に好印象ですが、個人的には展示車両がカテゴリー別にコーナー分けされているのが嬉しい。これまで以上に見やすくなりました。


関連リンク

YSP沼津

https://numazu.ysp-shop.com/



予め用意しておいた新品ディスクローターと比較。明かに厚みが違います。古い方は、予想通りに使用限度の直前となっていました。摩耗が進行してこの限度をはるかに超えると、ディスクローターが割れる、クラックが入る等、危険な状態になります。保安基準としてもNGです。作業的には交換するだけなので難易度は高くないですが、重要保安部品であるため、やはりプロの手にゆだねるのが良いと思います。



実は数か月前から、早朝の始動性が悪化していたVMAX1700。入庫のついでにセルモーターも交換することにしました。外したモーターを見て、なるほど納得。ブラシが酷く摩耗しています。これでは、バッテリーがどんなにフレッシュな状態でも、エンジンの始動性は悪くなりますね。先々の事を考えれば、このタイミングで交換しておいて良かったかも。
  • 効果抜群!モリワキ×K&Pオイルフィルター

これから先もVMAX1700と心地よく付き合っていくために、導入を決めたのがK&Pステンレススティール・マイクロニック・オイルフィルター。医療用としても知られるネット状の304ステンレスフィルターが、優れたフロー性とろ過性を両立。分解洗浄によって半永久的に使用できるエコロジー、FAA米国連邦航空局の認可を取得しているなど、高性能でカッコいいスグレモノなのです。これまでにXSR700やZ2に装着してみて、加速力アップやエンジンレスポンスの向上を確認済み。年式的に性能が落ちていくであろうVMAX1700だから、採用タイミングとしては好機だと思います。


関連リンク

K&Pエンジニアリング

http://kandpengineering.jp/



交換作業はいたって簡単。エンジンオイルを抜いて、STDのオイルフィルターを外して付け替えるだけ。整備の腕前に自信があれば、DIYでも可能ですが、ここはやっぱりプロにお願いしちゃいます。また、今回使用するのは、モリワキエンジニアリングとK&Pのコラボモデル。モリワキのZ900RSレーサーに採用されたことから、性能的には折り紙付きと言えるでしょう。


関連リンク

モリワキエンジニアリング

https://www.moriwaki.co.jp/



エンジンオイルは、いつもの通りオメガSP-2を投入します。エンジンオイルに関するウンチクや検証結果は、過去に何度も書いてきたのでここでは割愛します。逆説的に言うなら、性能が悪かったら十数年も使い続けていないというか。瞬発的に高性能なオイルは星の数ほどありますが、3000km超など一般的なロングディスタンスで性能を維持できるオイルは数少ないと思います。


関連リンク

オメガオイル

https://www.omegaoil.co.jp/motorcycle/engineoil.ht...



コロナ禍となってからVMAX1700でサーキット走行をしていないので、全開性能についてはまだ語れませんが、ストリートレベルにおいてはモリワキ×K&Pオイルフィルターの効果を如実に感じます。特に早朝の始動性や山道での加速時にSTD時との違いを体感できます。おかげで、乗ることが純粋に楽しくなり、ガススタ勤務の帰りも必然的に遠回り。これまで以上に乗る回数が増えそうです。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング。

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