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【ハーレーダビッドソンX350/X500】 普通二輪免許で乗れるハーレーが登場!憧れのハーレーダビッドソンがもっとずっと身近な存在に

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  • 2023.11.28

【あみ into MOTO】vol.50。ハーレーダビッドソンのニューモデル【ハーレーダビッドソン X350】の試乗インプレッションです!

みなさんこんにちは、木村亜美です。今回私が紹介するのは、ハーレーダビッドソンから登場した待望のニューモデル【ハーレーダビッドソン X350】です。

 

ついに普通二輪MT免許で乗れるハーレーが登場しました。もう、ハーレーといえば大排気量Vツイン!・・・ではないのです、ハーレーの中排気量シリーズが新たに選択肢として加わったことにより、さらに広いユーザー層にハーレーライフを楽しんでいただくことができます!

 

  • 立派な佇まいはハーレーらしさ

▲ ハーレーダビッドソンX350(写真左)と、X500(写真右)※X500は要大型二輪免許

 

今回ハーレーファミリーとして新たに加わった “Xシリーズ”、それに属するのが、X350 とX500になります。この2台、私が特に注目したのはやはり、普通二輪MT免許で乗れるX350です。

 

佇まいからして、このクラストップレベルの存在感、今どきの最新水冷並列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載し、そしてどことなくクラシカルな雰囲気を醸し出すのは、その昔、米国フラットトラックレースで活躍したハーレーの名車XR750をインスパイアしたというタンク形状や丸形の一眼メーターやヘッドライトからでしょうか。

▲ 上半分のクラシカルなデザインに対してギュッと詰まったエンジン回り

 

フロント2枚、リア1枚のウェーブディスクはデザイン性も意識された目を惹く仕上がりになっています(X350のベース車両 ベネリ302Sと共通)。

 

  • こんなに付き合いやすいハーレーは他にない

乗り心地はこれまでの空冷/水冷Vツインのハーレーとは全く違う、新しいハーレーでした。よくハーレーで想像する、爆発するようなエンジンサウンド、極太トルクで力強く発進、スロットルを捻ると野獣のような逞しい加速をし、周囲に重低音を轟かすような、いわゆる “クセ強っ!”(良い意味で) ・・・というバイクでは全然ありません。X350は素直で従順な 『誰もが乗りやすいハーレー』、というのが率直な感想。

 

ストリートユースでも軽快な機敏性、低中速トルクの扱いやすさ、必要十分な加速性能は、どれをとってもクセがなく 本当にカジュアルに、気兼ねなく付き合えます。

 

現ハーレーオーナーが乗れば「物足りない」と思うかもしれませんが、このXシリーズは今までにない新しいハーレーのジャンルなので、現行車と比べるものではないと思いました。この新開拓は私的にはとても喜ばしく、大々大歓迎です。

 

今までハーレーを遠い存在だと感じていた方や、大型二輪免許を所持していなくても、X350は愛車選びの候補になります。さらにその背中を押してくれるのは、69万9,800円(税込)という車両価格。他メーカー同クラスの車両と比べても十分戦える価格設定に、ハーレーの本気度を伺い知ることができます。

▲ 今回の試乗は街中走行オンリーでした

 

すこし前傾で、ステップの位置も一般的なミッドコントロール・・・の、それ以上にバックステップ気味のX350。乗り始めはこのステップ位置に違和感が拭えないのですが、次第にポジションにも慣れ、なんとなくスポーティな感じに。ツーリングやワインディングでも楽しめそうな気がします。

 

ライディング中に感じるハーレーっぽさを挙げるなら、低~中速域でのトルク感。停車時から、アクセルを捻るとグググっと発進、そこからの加速力は全くストレスなく、353ccという排気量を感じさせない力強い元気のいいエンジン。

 

それに加えて、サウンドチューンをされた図太い重低音は、ハーレーらしさを思わせる仕上がりになっていて、このサウンドについては今回の試乗で特に印象的でした。

▲ シート高777mmで両足接地できます

 

▲ 灯火類はフルLED、ほか細部に渡りデザイン性が高い

 

  • X350とX500のキャラクター

今回、X350と同じく新登場したX500の試乗もしました。単純に排気量の違いではなく、この2台は全く違う骨格とボディで作られています。

 

X350がスポーツ志向なのに対して、X500は、直立のライディングポジションになり、もっと視野を高くもつことができるスポーツツアラーといったところでしょうか。

▲ X500のベース車両はベネリ レオンチーノ500

 

ライディングフィールはやはりX350よりさらに強い加速力、スロットルレスポンスも俊敏でストレスなし。サウンドや鼓動感についても「こんなに変わるんだ!」と驚き。X350と同じ360クランク並列2気筒エンジンを搭載してはいるものの、この2台は似て非なるもの。単純に排気量だけの差ではない、乗ってみないとわからない違うキャラクターを持っています。

 

ただ、“クセがなく、素直で従順“という点では、この2台は共通していると感じました。

 

X500は大型二輪MT免許が必須という点で、これまで長年バイクに乗ってきたベテランさんはもちろん、初めての大型バイクでチョイスしても、X500は 『毎日乗れるハーレーダビッドソン』 として頼れる相棒になってくれることでしょう。

 

そして今回試乗したX350とX500 の総評としては、いままでハーレーに乗ってきた方、すでにハーレーを知っている方におすすめ・・・というよりは、これからハーレーライフを新たに始めよう、といったライダーさんに推したいX350とX500。

 

特にX350に関しては、普通二輪MT免許で乗れる、ハーレーにとっては新たな新時代の幕開けを飾る1台です。今までよりもっとずっと、ハーレーを身近に感じることができると思います。気になる方はぜひお近くのハーレーダビッドソン正規ディーラーにてお問合せください。

 

<関連リンク>

■X350

■X500

■ハーレーダビッドソン ジャパン

 

制作・協力

<プロフィール>木村亜美

東京出身、タレント・ライター・YouTuber。

雑誌広告、映像など各種メディアで活動するかたわら、バイク・クルマ・カンナム・水上バイクなど公私ともに乗り物が大好き。

所有バイクはaprilia TUONO V4 1100 Factory、Harley-Davidson PAN AMERICA1250S、KTM150EXC TPI、HONDA CRF125F、YAMAHA WR250R、Can-Am Spyder F3 Limitedなど。

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