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【バイクカスタム】XSR700を真の日本仕様にする!

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  • 2019.10.22

KAZU中西の鋼騎馬ラプソディVol58。今回はバイクカスタムについて。カズ兄オリジナルのXSR700ができました!

  • 付き合いやすいネオレトロなのですが・・・

MT-07をベースに、オーセンティックなスタイリングとしたのがXSR700。エンジン回転数で言えば中速回転域がトルクフルで、街乗りからツーリングまでのストリートライディングに向いていると思います。僕の体格では軽量コンパクトで付き合いやすいロードスポーツバイクというイメージですが、世間的には足つき性がイマイチとの評判もあります。轍のある道路や傾斜地などでは、不安感を覚えるシート高なのかもしれませんね。とは言え、シート高だけがネックならば、それさえ改善できればOK!とも考えられます。僕もSR400並みに両足べったりの方がありがたい。ならば!カスタムパーツを駆使して、小柄な人でも安心&日本の道路事情にマッチするXSR700を作ってみようと思い立ちました。


納車日は雨。それでもライディングが愉快で、合羽を着ずに走り続けてしまいました。ブレーキング、旋回性、加速性、巡行性。どれをとってもストリートでは十二分の性能だと思います。


ノーマルの走行性能はおおよそ把握できたので、先ずは部品の追加変更無しでローダウンを試みます。僕の理想は、XJR1300のような旋回性を確保した上でのローダウン。XSR700のディメンションを基に変更値を算出。フロントはフォークを12mm突き出し、リアはスプリングプリロードを全抜きにしてみました。


ディメンション変更のフィーリングは、XJR1300に近しい旋回性になったと思います。加減速時の姿勢変化は、ノーマルに比べて大きくなりました。切り返し(向き変え)のしやすさ、乗り心地の良さは確保されています。肝心の足つき性は、ノーマルより少し良くなったかな?

  • 大荷物にも対応

次は荷物を積んでも大丈夫なのか?を実験。XSR700のリアシートは座面が小さいので、普段使っているタナックスのフィールドシートバッグが載せにくい。そこで、バッグ底面のサイズに合わせた板を用意、お風呂マットを介してズレを防止、安定的な積載を可能としました。バッグの中身は、2泊3日分の着替えとレザースーツ一式。


その他に、スマートフォンの充電器やタブレット端末、出先で掃除するためのゼロフィニッシュなど。わりかし大荷物で重量もそれなりにあります。


特にゆっくりと走るわけでもなければ、飛ばすわけでもなく。山梨県のワインディングロードをつなぐツーリングにて、走行性能をチェックします。重量物の積載によるハンドリングの悪化を予想していましたが、リアのリンクサスペンション機構が高性能なのでしょう。不快や危険な状態にならず、XJR1300に荷物を積んだ時と同様の走行フィールでした。


毎年キャンプイベントでお世話になっている遊湯の郷・大野路にも立ち寄ってみました。「あれ?今日キャンプの予約日でしたっけ?」と渡辺専務。いやいや、ツーリングの途中で立ち寄っただけですよ。おそらくキャンプで来たと思ってしまうような積載具合だったのでしょう。寄ったついでにレストランで昼食。あしたか牛のステーキ御膳をいただきました。それにしても、このステーキはデカいね!


その後、様々なローダウン数値のMT-07&XSR700に乗せてもらいました。そこから思ったことは、XSR700のスポーティさを全くスポイルせずにローダウンすることは難しい。操縦性を僅かにスポイルしても、足つき性の向上による安心感を重視したほうが良いのでは?と考えました。そんな中、理想に近いシート高を実現しているMT-07を見せてもらい、実際に跨ってみました。ちなみに、ローダウン数値は50mm。これなら身長153cmの女性も安心だそうです。当面の目標数値とさせていただきます。

制作・協力

■ライター:KAZU中西

文筆業をメインにステージMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)で活躍。

現在Z2(Z750Four=KZ750D)、VMAX(RP22J)、XJR1300(RP17J)を所有

プライベートではTOMCATSというモーターサイクルクラブに所属しツーリングやキャンプを満喫。

オートバイ以外の趣味はモーターボート。


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