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【バイクカスタム】まだだ、まだ終わらんよ!XSR700のカスタム
- おすすめコラム
- 2021.04.12
【KAZU中西の鋼騎馬ラプソディ】vol.132。今回はKAZUさんに、XSR700のカスタムについて語っていただきました♪ LEDのヘッドライト、良いですねー!
僕がリスペクトする偉人の言葉に、「まだ終わらんよ!」があります。
また、別の偉人の言葉では、「人々に忘れられた時が本当の死」とも。
このところ、出番が少ないXSR700ですが、カスタムはまだ終わっていない。むしろ最終段階に入っており、その手法を入念に計画しているところです。
Z2より軽量コンパクト&スリムで、加速時のエキサイトメントならVMAXに引けを取らないXSR700。
真の日本人仕様に仕上げるべく、様々に手を入れてきましたが、合法にこだわりつつもまだまだやれるカスタムはあります。
あえて過激とか難しい事にはチャレンジしません。誰もがやってみよう!と思えるカスタムにこだわっていこうと思います。
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欧州で人気を博し、国内仕様も市場投入することになったXSR700
ベースはMT-07で、コンパクトな車体サイズとパンチ力のある低中速回転域のパワーデリバリーが魅力の根尾レトロ系ロードスポーツバイクです。
都市伝説的な話では、足つき性が良くないとされています。確かに、小柄なライダーはそう感じるかもしれません。そこから、日本人の体格にあった真のジャパンスペックを作ろうとカスタムに着手。
身長153㎝のライダーでも安心して乗れることをコンセプトに、ローダウン化してみました。
以降、市街地から高速道路、フラットダートや林道、レーシングトラック、果てはキャンプツーリングでも試してみましたが、今のところローダウン化によるネガティブ要素はほとんど無いです。強いてあげれば、凸凹の段差が大きい場所では慎重に走らせる、という用心くらいです。
マフラーはSP忠男のフルエキゾーストシステム・パワーボックスSSです。
音量はノーマルより少し大きいかな?程度に抑えられていますが、歯切れよく乾いた音色が心地よい。
低中速回転域のパワーが上乗せとなり、高速回転域での伸びも良くなりますから、どこを走るにしても、ノーマル時より1段上のギヤを使えます。
おかげで燃費も良くなる。頻繁にギヤチェンジしたくない人にもオススメですね。
リヤサスペンションは、プロトのエフェックスローダウンリンク+アクティ・ハイパープロローダウンスプリング。業界的には掟破りのコンビネーション装着です。
フロントフォークもハイパープロのローダウンスプリングに交換しているため、単純計算では約40㎜のローダウン化となりましたが、体感としては50mm以上ローダウンです。
それこそ、色んな場所へ乗っていき、身長150cm台の女性ライダー数十人に協力してもらい跨りチェックしましたが、これなら安心!という感想ばかりでした。
バーエンドは、アクティブのバーエンドキットに交換。車体色の赤系ではなく、あえてシルバー系としました。
メーターはデイトナの移設ブラケットを活用。一般的なメーターレイアウトとなり、視認性も高まりました。
ブレーキ&クラッチレバーは、プロトのエフェックスに交換。指がかりが良く、長距離でも痛くならない。簡単かつ小さなカスタムかもしれませんが、効果は絶大です。
テール周りは、ハリケーンのフェンダーレスキットでショート化。テールランプはキジマのLEDを小加工して装着。
ハリケーンのタンデムグリップとサイドバックサポートも追加しました。普段はスタイリッシュに、キャンプ時の積載性もUPして、個人的にはかなり気に入っているカスタムです。
タイヤは、ネオレトロにドンピシャのダンロップTT100GPラジアルに変更。
意のままに操縦介入できるフレキシブルさ、低温時や雨の日も安心のグリップ力、耐摩耗性の高さに好印象です。トラクションコントロール機能を搭載していないバイクでは、この辺の性能バランスが重要。
一つの要素がずば抜けて良くでもNGです。ルックスもネオレトロさを強調してくれるので、XSR700用のリプレイスタイヤならこれだな!と確信しています。
この他、エンジンパフォーマンスを引き出すことを狙い、K&Pオイルフィルターを装着しています。
オイルフローのロスが防げるので、レスポンスが良くなりました。似たようなアイテムは古くからありましたが、K&Pは信頼と実績がずば抜けています。
これについては、Z2でもテスト済みで、安心してオススメできる一品ですね。
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心配性の僕はショップにお任せ
そんなこんな?の某日、天気の良さに誘われて、三島や沼津界隈をトコトコとドライブしていたら、そういえば最近寄ってないなーと思い出して、沼津のワイズモーターサイクルに立ち寄り。
「かなりカスタムしましたねー。でも、一つ忘れてますよ」と。どこだ?「ヘッドライトをLED化しましょう」それ良いね!でも簡単にできるの?「もちろん!」
まずはヘッドライトレンズを外します。中が随分と汚れていたので、ついでに掃除もしてもらいました。
装着するのは、スフィアライトのライジングα。もちろんバイク用で、明るさはハロゲンバルブの2倍、耐久性は800時間から20,000時間になります。特別な加工を要しないボルトオン。これを使わない手は無いですね。
ノーマルのハロゲンバルブを外して付け替えるだけのライジングα。なんて簡単なんだ!でも、バルブ系は油分のついた手や指先で不用意に触ると破損の原因になるので、心配性の僕はショップにお任せです。
上はノーマルのハロゲンバルブ、下はライジングαでLED化。日中でもこれだけの差を確認できました。
■ライター:KAZU中西
フリーランスのモータージャーナリスト。通称カズ兄さん。
イベントMCやラジオDJ(FMIS・カズ兄さんのモーターレボリューション)などタレント業でも活躍。
観察分析力に定評があり、開発に携わったバイク用品やカスタムパーツも多数。
一方では、二輪車の事故防止&安全利用の最前線に立つ『Mr.事故ゼロ』とも呼ばれている。愛車はスペシャルメイドのZ2他。趣味はプレジャーボートのクルージング。