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【カワサキ】Zシリーズ誕生50周年記念モデルが登場した!

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  • 2022.04.11

今回はカワサキのアニバーサリーモデルをご紹介します!

カワサキはZシリーズ誕生50周年を記念したアニバーサリーモデル

「Z900 50th Anniversary」「Z900RS 50th Anniversary」「Z650RS 50th Anniversary」を発表した。

ここではその3台のアニバーサリーモデルを紹介する。

 

【目次】

1.あの『Z1』デビューから50周年!

2.4月末デビューのZ650RS 50th Anniversaryをご紹介

3.記念モデル3台の主要諸元

 

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  • あの『Z1』デビューから50周年!

2022年は、カワサキにとって重要な年である。カワサキの名前を世界に知らしめたスーパースポーツモデル「900 スーパー4/通称Z1」がデビューして50周年の記念年であるからだ。

そのタイミングを見計らうように、昨年11月、2年ぶりに開催されたEICMAミラノショーでは、前後サスペンションをアップグレードするとともに、1973年に欧州でのみ発売された、イエローボールと呼ばれたボディカラーを採用したハイグレードモデル「Z900RS SE」を発表。また1970年代半ばに、初代Z1と同様に並列4気筒エンジンを搭載するミドルスポーツモデルとして人気を博した初代Z650のスタイルをオマージュした新型ネオクラシックモデル「Z650RS」をファンの前に初披露した。

そして、ここで紹介するZシリーズ誕生50周年を記念したアニバーサリーモデルが満を持して登場した。ここでは「Z900RS」および「Z650RS」のネオクラシックモデルだけではなく、「Z900RS」のベースモデルであり、モダンな外装デザインを持つ「Z900」にも50周年記念モデルをラインナップした。

 

カワサキの担当者は「2022年はこのアニバーサリーモデル投入という楽しい話題をきっかけに、カワサキファンもちろん、バイクファントともに盛り上がることができる“お祭り”をしたい」と言う。このアニバーサリーモデルにくわえ、2月4日に発表になった「50周年記念アイテム」や、今後予定しているイベントなどにのせて、カワサキの歴史なども広く届けていく予定だ。

そのなかの「Z900 50th Anniversary」が採用したのは“ファイアクラッカーレッド”と名付けられたボディカラーとシルバー&ネイビーのストライプだ。これは1981年に発表されたカワサキ「Z1100GP」が採用したボディカラー&グラフィックを、最新の塗装技術で再現したものだ。「Z1100GP」は歴代の空冷Zのなかで最大排気量を持ち、カワサキの歴史のなかでも重要なモデル。近代的なスタイルやパフォーマンスを持つスーパーネイキッドカテゴリの最高峰である現行「Z900」とのマッチングも考慮し、「Z1100GP」の代表的なカラーだった“ファイアクラッカーレッド”が採用されたという。

また「Z900RS 50th Anniversary」と「Z650RS 50th Anniversary」には、初代Z1が採用した“ファイヤーボールカラー”を再現。燃料タンクは四層塗装され、ベースカラーのブラウンカラー部分は、キャンディダイヤモンドブラウンというメタリックが入った塗料を独自の技法で重ね塗りすることで、キラキラと輝くフレークの密度が濃くなり、艶やかで深みのある質感を実現してる。

 

すでに「Z900 50th Anniversary」と「Z900RS 50th Anniversary」は発売がスタート。「Z650RS 50th Anniversary」は4月末の発売を予定している。

 

  • 4月末デビューのZ650RS 50th Anniversaryをご紹介

■Z650RS 50th Anniversary

スリム&コンパクトな車体や外装類のデザインを活かし、モダンでカジュアルなスタイリングを構築した「Z650RS」。ティアドロップ型の燃料タンクや跳ね上がったシートカウル、砲弾型メーターなど、Z1や初代Z650から受け継いだディテールを採用

 

Z900RSと同イメージの、スポークホイールスタイルのキャストホイールを採用。美しく、そして軽量に仕上げられている

 

排気量649ccの並列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。それを抱くトレリスフレームはZ650よりも軽量で、Z650RS全体の軽量化に大きく貢献している。またその軽量な車体と中低回転域の力強さと扱いやすさを追求したエンジンを組み合わせ、それにアシスト&スリッパークラッチなどを採用したことにより、扱いやすい走行フィーリングを造り上げている

 

スリムでコンパクトになったティアドロップ型タンクには、四層塗装したファイヤーボールカラーをデザイン。一見、ソリッドブラウンに見える部分は、光りの角度によって細かなフレークがきらめくキャンディダイヤモンドブラウンを採用

 

わずかに跳ね上がるダックテールスタイルのシートカウルを採用。楕円形のLEDテールライトは、点の集合体である一般的なLEDテールライトとは異なる、バルブのような点灯パターンを採用している

 

水平基調を造り上げるタンクとシートを繋ぐため、複雑に、そして美しいデザインを採用したサイドパネル。大きく絞り込むことで、800mmの低いシート高と合わせて、高い足つき性を実現している

 

クラシカルな砲弾型ケースを用いたメーター類。アナログの針式速度計およびエンジン回転計の中央に、さまざまな情報を表示する液晶パネルをデザインする

 

  • 記念モデル3台の主要諸元

●Z650RS 50th Anniversary 主要諸元

■型式:カワサキ・8BL-ER650M ■エンジン種類:水冷4ストローク並列2気筒/DOHC 4バルブ ■総排気量:649cm3 ■ボア×ストローク:83.0mm×60.0mm ■圧縮比:10.8■最高出力:50kW(68PS)/8,000rpm ■最大トルク:63N・m(6.4kgf・m)/6,700rpm ■全長×全幅×全高:2,065mm×800mm×1,115mm ■ホイールベース:1,405mm ■最低地上高:125mm ■シート高:800mm ■車両重量:190kg(Z650RS 188kg)  ■燃料タンク容量:12L ■変速機形式:常時噛合式6段リターン ■タイヤ(前・後):120/70ZR17M/C (58W)・160/60ZR17M/C (69W) ■ブレーキ(前/後):油圧式ダブルディスク/油圧式ディスク ■懸架方式(前・後):テレスコピック式・スイングアーム式 ■車体色:キャンディダイヤモンドブラウン(Z650RS:キャンディエメラルドグリーン, メタリックムーンダストグレー×エボニー) ■メーカー希望小売価格(消費税10%込み):1,100,000円[Z650RS 1,012,000円]

 

 

■Z900RS 50th Anniversary

カワサキ900 スーパー4/通称Z1を象徴する“ファイヤーボール”カラーを採用した「Z900RS 50th Anniversary」。スポークホイールスタイルのキャストホイールにはゴールドカラーを採用。サイドカバーや左右エンジンカバーには専用のエンブレムをデザインする

 

“ファイヤーボールカラー”は、ベースとなるキャンディダイヤモンドブラウンを重ね塗りすることで、艶やかで深みのある質感を実現。フューエルタンク上部にZ50周年のロゴをデザインするとともに、シボ入りの専用シート表皮やグラブバーを標準装備する

 

●Z900RS 50th Anniversary 主要諸元

■型式:カワサキ・2BL-ZR900C ■エンジン種類:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ ■総排気量:948cm3 ■ボア×ストローク:73.4mm×56.0mm ■圧縮比:10.8■最高出力:82kW(111PS)/8,500rpm ■最大トルク:98N・m(10.0kgf・m)/6,500rpm ■全長×全幅×全高:2,100mm×865mm×1,150mm ■ホイールベース:1,470mm ■最低地上高:130mm ■シート高:800mm ■車両重量:215kg  ■燃料タンク容量:17L ■変速機形式:常時噛合式6段リターン ■タイヤ(前・後):120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W) ■ブレーキ(前/後):油圧式ダブルディスク/油圧式ディスク ■懸架方式(前・後):テレスコピック式・スイングアーム式 ■車体色:キャンディダイヤモンドブラウン ■メーカー希望小売価格(消費税10%込み):1,496,000円

 

■Z900 50th Anniversary

空冷Z最大の排気量を誇り、空冷Zの頂点モデルとして君臨した「Z1100GP」の代表カラー“ファイアクラッカーレッド”を、最先端の塗装技術で忠実に再現した「Z900 50th Anniversary」。その鮮烈な赤を強調するため、フレームは艶ありブラックに変更。ゴールドカラーのフロントフォークやホイールテープも採用している

タンクのKAWSAKIロゴをゴールドに変更。ラシュラウドのZの文字もゴールドに変更するとともに、「50th Anniversary 1972−2022」のテキストも追加。フロントフェンダー先端にもZ50周年ロゴをデザインする

 

●Z900 50th Anniversary 主要諸元

■型式:カワサキ・8BL-ZR900B ■エンジン種類:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ ■総排気量:948cm3 ■ボア×ストローク:73.4mm×56.0mm ■圧縮比:11.8■最高出力:92kW(125PS)/9,500rpm ■最大トルク:98N・m(10.0kgf・m)/7,700rpm ■全長×全幅×全高:2,070mm×825mm×1,080mm ■ホイールベース:1,455mm ■最低地上高:145mm ■シート高:800mm ■車両重量:213kg  ■燃料タンク容量:17L ■変速機形式:常時噛合式6段リターン ■タイヤ(前・後):120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W) ■ブレーキ(前/後):油圧式ダブルディスク/油圧式ディスク ■懸架方式(前・後):テレスコピック式・スイングアーム式 ■車体色:ファイアクラッカーレッド ■メーカー希望小売価格(消費税10%込み):1,210,000円

 

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制作・協力

■車両解説:河野正士 

■撮影:鈴木広一郎 

■協力:カワサキモータースジャパン

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