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ホンダコレクションホール 開館20周年 「Honda 夢と挑戦の軌跡」 企画展
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- 2018.04.24
ツインリンクもてぎ内にある、Honda Collection Hall (ホンダコレクションホール)は、今年で開館20周年になりました。3月17日より企画展「Honda 夢と挑戦の軌跡」が始まり、この度、新展示を記念して、メディア向けの取材会が行われました。当日は展示テーマに直結する「公開記念 デモンストレーション走行」が催され、展示フロアと合わせてご紹介します。
栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ」内にオープンした「ホンダコレクションホール」は、代表的な二輪、四輪、汎用製品、レーシングマシンなど約300点を展示しています。
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「Honda 夢と挑戦の軌跡」の展示
新展示の「Honda 夢と挑戦の軌跡」は、Honda創業期の事業足跡を製品、レーシングマシン、設計図、社内報、カタログ等を使って紹介するスペースです。「夢のはじまり、夢の実現、夢の拡大」の3つのテーマで構成し、当時の時代背景と合わせての展示は、それぞれが非常に興味深い内容になっています。
2輪車は、Hondaの代名詞であるスーパーカブ等の市販車や、初期のレーシングマシンを展示。
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コレクションホール内は、懐かしい車種がずらり。
ホンダコレクションホールは、四輪を展示する北棟(右側)と二輪を展示する南棟(左側)で構成しています。中央の入口からロビーに入ると、一階右手が今回の「企画展」スペース。左手にミュージアムショップ。二階が、2輪、4輪の市販車および汎用製品。3階が2輪、4輪のレース車という展示になっています。
二階の2輪市販車の展示スペースは懐かしい車両が多数あり、時間が過ぎるのを忘れて写真を撮りました(笑)。今回は特に、80年代の車両を集めたスペースがあり、CBX、Z、VT、NS、RZ、RG等の他社の名車を含めての展示は、特に興味深く見ることが出来ました。
ホンダのコレクションホールなのに、他社メーカーと合わせて展示しているのは素晴らしいですね。
三階のレース車展示は、それぞれの車両の年代に合わせて、ライディングしたライダーをチェックするのが楽しいです。スペンサー、ドゥーハンや、ロッシ、ペドロサ等々。各年代のGPマシーンは、カラーリングからも時代を感じさせて面白かったです。
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デモンストレーション走行「WEEKEND RUN」
デモンストレーション走行「WEEKEND RUN」は、ホンダコレクションホール所蔵の車両が、建物奥の「中庭ミニコース」を走ります。取材日は、2輪車ではホンダ A型(1947)、スーパーカブ C100(1960)、ドリーム CB750 フォア(1969)が、午後2時と4時の2回走行しました。
一般の来場者の方とともにそれぞれの走行を見ましたが、皆さんが反応していたのが「音」でした。それは、機械の作動音であったり、排気音であったり、タイヤの走行音であったりと様々ですが、やはり、それぞれの年代の「音」がします。いずれも製造終了から相当な年月が経っていますので、「動態保存」をするのは大変だと聞きました。
非常に貴重な機会ですので来館の際には、ぜひ、「WEEKEND RUN」走行の開催日や車種、時間等を、ホンダコレクションホールのサイト内情報でチェックして、館内の展示と合わせて見ていただきたいと思います。
<まとめ>
以前から、「ツインリンクもてぎ」で行われるイベント取材の際、「ホンダコレクションホールも取材したいな」と思っていました。いつも夕方までイベントの取材になり時間切れ、となっていて機会を伺っていましたが、とうとうその日がやって来ました(笑)。やっぱりここは、1日かけて見るくらいの内容がありましたね。
ホンダコレクションホールの入館料は無料ですが、ツインリンクもてぎへの入場料や駐車料が必要です。時期により料金が異なりますので、来場の際はサイトで確認してから行くことをオススメします。
ツインリンクもてぎ内には、コレクションホールの他、「遊ぶ、泊まる、食べる」、イベント、モータースポーツ等を楽しめる施設です。ぜひサイトでそれぞれをチェックして、出掛けてみて下さい!。
■Honda Collection Hall (ホンダコレクションホール)のページ
http://www.twinring.jp/collection-hall/
■ツインリンクもてぎ
<取材協力>本田技研工業株式会社
(写真・文)森井智之