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2020年令和時代に乗ってみたい中古バイク「原付50ccバイク編」

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  • 2020.06.08

バイクが一般的な乗り物として市民に定着してから長い歳月が経過しました。特に昭和から平成にかけてはさまざまな名車が誕生し、今もなお愛され続けているバイクも数多く存在します。そこで今回の記事では、平成から令和へと新たな時代を迎えた今だからこそ押さえておきたい名車をいくつかご紹介します。



■モトコンポ(ホンダ)

モトコンポは1981年から1985年の4年間だけ販売されていたホンダの50cc原付バイクです。ハンドルとシートが折りたたみ可能という極めて特殊な形状をしており、軽自動車にも積載できるほどコンパクトに収納できます。乾燥重量はわずか42kgという車体で、どこにでも持ち運びが可能なバイクとしても人気を博しました。


現在では中古バイクとしての流通量も減少し希少車となりましたが、マニアのなかで人気も高く状態の良い車両も多く販売されています。自宅にバイクの保管場所がない場合であっても、コンパクトに折りたためば玄関の中やクルマのトランクルームなどに保管しておくことも可能。間もなく登場から30年が経過しようとしていますが、時代を経てもモトコンポのコンセプトは斬新であり、令和の時代だからこそ乗り継いでいきたい1台です。



■リトルカブ(ホンダ)

昭和の時代に登場し、2017年には世界生産累計1億台を突破したスーパーカブ。業務用から一般用途まで幅広く活躍していますが、若い人にとってはバイクそのもののデザインやスタイリングがニーズにマッチせず、乗りたくても抵抗を感じるという人が少なくありませんでした。


そこで、ホンダは1997年にスーパーカブの血筋を受け継いだリトルカブを発売。リトルという名の通り、ホイールが小径化されたほかシート高も30mm程度低い設計としました。また、同時に車体のカラーリングもイエローやレッド、シルバーメタリックなどがラインアップされ、若いユーザーや女性ユーザーにとっても乗りやすい1台に仕上げました。


現在はすでに生産終了となっているものの、中古バイクとしての人気は健在で、特に水色やベージュなどの淡い色はカブのレトロな雰囲気にマッチしています。



■YB-1(ヤマハ)

YB-1は1996年にヤマハから発売された原付バイクです。YB50という車種をベースに開発され、見た目はSR400のようなストリートモデルを彷彿とさせます。YB-1の販売期間はわずか3年という短いものでしたが、さまざまなカスタムベース車両として楽しむユーザーも多く人気を博しました。


フェンダーやヘッドライトなど、いたるところにクロームメッキパーツが施されており、50ccバイクとは思えないほど高い完成度も当時注目を集めたほか、キックスターター搭載の空冷2サイクルエンジンであったこともカスタムを楽しむユーザーの心を掴みました。


中古バイク市場においても流通量が少なく希少な存在となっており、希少なバイクだからこそ令和の時代に残していきたい1台です。



■VOX(ヤマハ)

ヤマハの50cc原付スクーターを紹介するうえで欠かせないのがこのVOXというバイクです。2006年に発売された比較的新しい車種ですが、使い勝手の良さと斬新なスタイリングによって一躍ヤマハを代表する車種として有名になります。


まず、VOXの最大の特徴が圧倒的な容量を誇るシート下収納。通常、シート下収納といえばシートの前方から縦方向に開く形状が主流ですが、VOXの場合はシートのサイド部分から横方向に開く形状になっています。また、シート下収納にはテニスラケットが入るほど圧倒的なスペースも当時話題を呼びました。


外観は無駄を削ぎ落としたようなスタイリングで、どこかミリタリーテイストも彷彿とさせるデザインに仕上がっています。前後に採用されたファットタイヤは極めて安定的な走行にも貢献したほか、ヤマハの原付バイクとしては初めてフューエルインジェクションを搭載しました。


2017年に排ガス規制強化にともない生産終了となりましたが、中古バイク市場では依然として高い人気を誇る1台です。



■バラエティが豊富な原付50cc

原付バイクといえば真っ先にスクーターを思い浮かべる人も多いと思いますが、今回紹介してきたようにさまざまな車種が存在しています。新たに二輪免許を取得する時間の余裕がない方でも、自動車免許があればすぐにでも乗ることができるのが50ccクラスの良いところ。今回紹介したバイク以外にもさまざまな車種があるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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