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初めて中古で原付を買う時の相場観と値段の見かた

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  • 2019.11.04

原付バイクは維持費も安く、自転車のように日常的な移動手段として購入するユーザーも多いです。中型・大型バイクの販売が低迷している中でも中古バイクのニーズは依然として高く、趣味として手軽にバイクを楽しみたい方から実用的な用途まで、そのニーズは幅広いです。


しかし、初めて原付バイクを購入する方にとって、費用の相場はいくらくらいなのか、店頭に表示されている価格の見方がよく分からないという方も多いもの。そこで今回は、初めて原付の中古バイクを購入する方のために相場や値段の見方を詳しく解説していきます。

  • 中古原付バイクの相場観

中古バイクを販売しているショップには、必ずといって良いほど店頭に多くの原付バイクが並んでいます。価格帯もさまざまで、5万円以下の手頃なものから新車価格に近い15万円以上のものまで幅広いです。


一般的にコンディションの良い原付中古は10万円程度が相場となっており、人気の高い価格帯でもあります。15万円以上のものは新車と同等の価格帯となるため、中古バイクとしての人気は高いとはいえません。また、数万円程度の極端に価格が安いバイクは、古い年式のものや過走行車、コンディションが極端に悪いものも多く、メンテナンスにかかる費用や手間を考えたときに敬遠される傾向があります。


しかし、これらの相場は車種によっても大きく異なってきます。一口に原付バイクといっても、一般的なスクーターからスポーティーな走りが楽しめるものまで幅広く、用途もさまざまです。一般的なスクーターの場合は、上記で紹介したように10万円前後のものが程度良好で安心して乗ることができる場合が多いです。一方で、アメリカンやネイキッド、スポーツタイプの原付バイクとなると15万円、20万円以上するものも少なくありません。


どのような原付バイクに乗りたいのか、用途や相場を比較しながら選ぶことが重要といえるでしょう。

  • ​中古原付バイクを購入する際の値段の見方​

バイクショップに展示されている中古バイクには値札がついています。しかし、自動車と同様にバイクも本体価格だけではなく別途諸費用が必要になります。ショップのなかには本体価格と諸費用を合わせた支払総額を表示しているところも増えていますが、いずれにしても内訳を詳しく把握しておくことは重要です。まずは購入前に表示されている価格が「車両本体価格」なのか、諸費用を含んだ「支払い総額」なのかを確認しておきましょう。


諸費用の内訳としては、一般的に「法定費用」と「整備費用」、そして「事務手数料」の3つがあります。法定費用とは軽自動車税と自賠責保険料のことで、その名の通り法律によって定められています。これを収めないままバイクに乗っていると違法となることはもちろんですが、万が一事故を起こした際に自賠責保険の対象外となるため莫大な損害賠償を請求されることになります。


整備費用はバイクの点検をしたり、必要に応じてメンテナンスや修理を行う費用です。状態の良い原付バイクであれば高額な整備費用が請求されることは少ないですが、ショップによっても価格は異なるため注意が必要です。


最後の事務手数料は、ナンバー取得などに関わる手続き代行費用です。整備費用と同様にショップによって金額は異なりますが、数千円から1万円程度が相場となっています。事務手続きはユーザー自身で行うこともできるため、もしコストを節約したい場合はショップに交渉してみるのがおすすめです。


価格の安さに惹かれて原付バイクの購入を検討している方も多いと思いますが、購入前にはぜひ諸費用の内訳にも注目し、より条件の良いショップから購入するようにしましょう。

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