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中古の原付選びのコツ!走行距離よりも大事なポイント

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  • 2019.12.28

中古バイクを購入する際に注意すべきポイントはいくつもありますが、多くの方が気にしているのが走行距離ではないでしょうか。確かに走行距離によって中古バイクの価格は異なる傾向にありますが、果たしてその基準は正しいのでしょうか。特に原付バイクの場合は走行距離が多いものになると数万円台といった激安価格のものが多く、価格に魅力を感じる方も多いと思います。


そこで今回は、中古の原付バイクを選ぶ際に走行距離は重要なのか、それ以外で見ておくべきポイントは何があるのか、詳しく解説していきます。

  • 走行距離だけを基準に選ぶのは危険

これは原付バイクに限った話ではありませんが、バイクや自動車は走行距離に応じて価格が大きく変動してきます。しかし、バイクの場合は走行距離が少ないものが必ずしも良い状態とは限りません。


仮に1,000kmしか走行していない原付バイクであったとしても、長年にわたってエンジンをかけることなく放置されていると外装が傷んだり、燃料タンク内にサビが付着してエンジンに不調をきたすことも多いです。一方で走行距離が数千kmであっても、毎日のように乗り続けてこまめにメンテナンスをしてきたバイクは調子が良く、エンジンの挙動も安定しています。


しかし、店頭に並んでいる中古バイクを一目見てエンジンの状態を把握することは難しいものです。そこで、外装やエンジン部分の細かなパーツを見ることで手がかりをつかむことができます。走行距離が少ない割にパーツにサビが見られたり、外装の傷みが目立つ中古バイクは屋外で長期間放置されてきた可能性もあるため、できるだけ避けたほうが無難です。反対に、走行距離が多くても一つ一つのパーツがきれいな状態を保っていると、きちんと手入れをしながら大切に乗り続けてきたバイクであることが予想されます。


このように、走行距離の割にきれいな状態を保っているバイクはお買い得といえるでしょう。

  • 各パーツの消耗具合を確認する

中古バイクを選ぶ際に気になるのが、走行距離を表示するメーターの改ざんです。主に中型以上のバイクに多いですが、原付バイクであっても希少価値の高い車種になるとメーター改ざんの可能性はゼロとは言い切れません。バイクの外装に傷みが目立つのに走行距離が極端に少ない場合は特に注意が必要で、気になる場合はショップの担当者に質問してみましょう。


また、外装の状態だけではなくパーツの消耗具合も大きな手がかりになります。タイヤのすり減り具合やシート表皮の使用感など、走行距離に応じて変化しやすいパーツがあります。明らかにタイヤのすり減り具合が走行距離に比例していなかったり、シートのヘタリや破れが気になる場合は注意が必要です。


もちろん、中にはメーターパネルの部分に不具合があって交換されているケースもありますが、その場合は情報が開示されているはずです。しかし、そのような交換歴がないにも関わらず、走行距離とパーツの状態が釣り合わない場合は購入を避けたほうが無難といえます。


可能であればエンジンをかけてみて、エンジン内部から異音が発生していたり、アイドリングが不安定になっていないかを確認したうえで購入意思を決めるようにしましょう。


今回の記事でご紹介してきたように、中古バイクを選ぶ際には走行距離だけを基準にすることは避けるべきですが、だからといって走行距離を全く無視して良いというものでもありません。走行距離はそれまでどのような乗り方をされてきたバイクなのかを知るための大きな手がかりにもなるポイントであることも覚えておきましょう。少しでも不自然に感じたり疑問に思ったことがあればショップの担当者へ質問し、不安を払拭したうえで購入することが何よりも大切です。

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