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中古バイクをメンテナンスするときの注意点

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  • 2020.04.29

中古バイクを長持ちさせるためにはこまめなメンテナンスが必要不可欠です。しかし、バイク初心者の場合は具体的にどのパーツをどのようにメンテナンスをすれば良いのか分からないというケースも多いもの。そこで今回は、中古バイクを購入したら覚えておきたいメンテナンスの注意点をいくつか紹介していきます。


これから自分でバイクのメンテナンスを少しずつ覚えていきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。



■適切な工具を使用する

まずはメンテナンスの基本である工具選びの注意点です。工具は高価なものを購入する必要はありませんが、だからといって100円ショップで販売されているような安すぎる工具セットもおすすめできません。あまりにも安い工具は精度が悪く、普通に使っているつもりでもネジ山が徐々に潰れてくるケースがあります。


特にメンテナンスの頻度が高いドレンボルトやクラッチレバー、ミラー部分のナットなどは使用しているうちにネジ山や溝がなくなってくる可能性もあります。工具を使用する際には、ネジやナットのサイズを確認し、それに適合したものを選ぶことがもっとも重要です。


少なくともドライバーやレンチなどの使用頻度が高い工具は、ホームセンターで販売されているような品質の高いものを選ぶようにしましょう。1本数百円の工具でも良いので、持ったときにグリップ感があり、しっかりと力が入るような工具を選ぶことが大切です。



■コンパウンドの使い方

中古バイクのメンテナンスの第一歩はこまめな洗車から始まります。バイクは自動車と異なり洗車機というものがないため、自分で手洗いをすることになります。必然的にバイクの細かい部分まで見ることになるため、その分異常を発見しやすくなることでしょう。


洗車をする際に発見した外装の傷には、コンパウンドとよばれる研磨剤を使用することで対応できるケースがあります。しかし、このコンパウンドというものは使用するパーツによっても分けられており、塗装面に使用できるコンパウンドもあれば金属素材専用のメタルコンパウンドとよばれるものもあります。また、傷の種類によってはコンパウンドを使用すると悪化するケースも考えられます。


塗装面へコンパウンドを使用する際は傷の深さによって判断をします。下地が見えているような深い傷がある場合、コンパウンドでは対応できないため専門の業者へ相談するのがおすすめです。



■タイヤの交換時期

中古バイクを購入する際には外装の傷やアイドリングの安定性などを重点的にチェックする人が多いですが、タイヤなどの消耗品は意外と見落としているケースがあります。バイクの初心者は「まだ山が残っているから大丈夫」と考えがちですが、タイヤはゴム製品である以上、劣化も早く進行するものです。


たとえば山が8割くらい残っているタイヤであっても、新車として納車されてから一度も交換されずに走ってきたバイクはタイヤの寿命を迎えているケースもあります。タイヤにヒビが入っていたり、ゴムが硬化していたりすると走行中にさまざまなトラブルに見舞われる確率も高くなります。重大な事故に発展する前に、古いタイヤは交換するようにしましょう。


ちなみに、タイヤの側面には製造年と製造週が4桁の番号で記載されています。最初の2文字は製造週、最後の2文字が製造年となります。たとえば「1015」という数字であれば、2015年の10週目、すなわち2月から3月頃にかけて製造されたタイヤということを指しています。



■各パーツへの注油

バイクにはエンジンオイル以外にも、さまざまなパーツにオイルが使用されています。チェーンに使用するチェーンオイル、ラバー素材やシリコン素材のパーツに使用されるシリコンオイルなど多様で、当然のことながらそれぞれのパーツに適合するオイルを定期的に注油することで寿命が延びます。

制作・協力

バイクの窓口事務局

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