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遠方の中古バイクを陸送してもらう時の注意点

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  • 2020.05.01

遠方のショップなどから中古バイクを購入したときや、引っ越しなどによってバイクを自宅まで届ける際に活躍するのが陸送とよばれる方法です。陸送とはその名の通り、トラックやバンなどを使ってバイクを陸路で輸送することを指します。


しかし、中古バイクを陸送してもらう際には、いくつか注意しておかなければならないポイントがあります。今回は5つのポイントに分けて紹介していきましょう。



■車検に適合しないカスタム車は不可

まず大前提として、多くの陸送業者では車検に適合しない違法改造車両の陸送は断られるケースがほとんどです。輸送時にバイクを破損してしまう危険性があるほか、企業としてのコンプライアンス的な観点からも違法改造車両は輸送できないという規定が定められているケースが多いためです。


ちなみにレースなどで使用する車両を陸送するサービスを提供している業者もありますが、一般車両とは異なり個別に見積もりを取得してもらう必要も多いため費用は高額になりがちです。



■特殊車両は別途見積もり

カスタム車やレース車両と同様に、屋根付きのバイクやトライク車両、サイドカー付きのバイクなども別途見積もりとなるケースが多いです。陸送業者の多くは屋根付きのトラックでバイクを輸送しますが、一度に積載できるバイクの数も限られています。本来2台運べるスペースがあるにもかかわらず、通常のサイズよりも大きい特殊車両を積載するとなると、その分高い陸送費が請求されることも考えられます。


当然のことながら、あまりにも特殊な形状のバイクや高額なバイクなどは陸送自体を断られることもあるため注意が必要です。特殊な形状のパーツが取り付けられているバイクなどは、一時的にパーツを取り外すことができるか確認しておきましょう。



■適合する車体サイズを確認

陸送業者によって、あらかじめ陸送できる車体サイズが定められているケースがほとんどです。特殊車両のケースと同様に、あまりにも大きなサイズのバイクは別途見積もりが必要であったり、陸送自体を断られるケースもあります。


たとえばトライクやサイドカー付きの大型バイクの場合は、最悪の場合自力で走行して運ぶほかない可能性もあります。陸送業者によっても規定は異なるため、十分な予算を確保できる場合であれば対応可能な業者をしらみつぶしに当たってみるという方法もあります。



■ガソリンは極力少なくしておく

中古バイクを陸送する際には、燃料タンク内にあるガソリンを極力少なくしておくのが理想です。燃料タンク内にガソリンがあると陸送をしてもらえないケースはほとんどありませんが、多くの陸送業者ではできるだけ燃料を少なくしておくようにお願いをしています。


これは万が一輸送中に燃料が漏れ出すことを防ぐ目的もあり、バイクを安全に目的地まで陸送するのに重要なポイントでもあります。



■不動車の陸送可否

エンジンがかからず自走できない不動車については、陸送業者によっても対応が分かれるところです。仮に不動車でも陸送は可能な業者であっても、一人で押して移動できないほど重い中古バイクや足回りに異常があって移動できないバイクなどは陸送を断られるケースが多いです。



■補償の確認

バイクは自動車と異なり輸送時に転倒するリスクも大きく、車体が破損してしまう可能性があります。当然のことながら陸送業者は経験豊富なプロのため、そのような事故は滅多に起こりませんが、万が一破損してしまった場合の補償は事前に確認しておかなければなりません。


補償の有無はもちろん、どこからどこまでの範囲で補償してくれるのかも含めて契約前にしっかりと把握しておきましょう。

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