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三輪バイクの特徴とは?対応する免許区分やおすすめ車種も紹介

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  • 2020.09.19

バイクといえば前後に1つずつの車輪で構成された二輪が定番のスタイルですが、ニーズの多様化にともない三輪の形状をしたバイクも徐々に人気を集めています。しかし、実は同じ三輪バイクでもさまざまな呼び名があり、形状によって免許区分も異なることをご存知でしょうか。


今回は三輪バイクの特徴や免許区分、さらには中古バイクとして購入する際におすすめの車種もいくつかご紹介します。

  • 三輪バイクとは?トライクとの違い

三輪バイクとはその名の通り、3本のタイヤで構成されたバイクのことを指します。フロントに1本、リアに2本のタイヤで構成されているものもあれば、フロントが2本、リアが1本で構成されている車種もあります。


もっとも身近で、街で見かける頻度の高い三輪バイクは、ピザなどのデリバリーで使用されている配達用のバイクではないでしょうか。配達用に使用されるバイクは原付クラスの小排気量のバイクが多いですが、最近では普通二輪と同等サイズの三輪バイクも増えてきています。パワー不足を感じることもなく、大型バイクほど取り回しに苦労することもないため実用的な車種といえるでしょう。


また、週末や大型連休などの期間はツーリング客も増えますが、後輪に自動車用のホイールやタイヤを装着した大型バイクを見かけることもあります。これは「トライク」ともよばれ、他の3輪バイクとは区別されます。大型バイクの左右いずれかに側車(サイドカー)が連結されたタイプのバイクもありますが、これは一般的なバイクと同等と見なされるためトライクではありません。


このように、一口に三輪バイクといってもさまざまな種類があり、用途によっても最適な三輪バイクは異なるのです。

  • 三輪バイクの免許区分

三輪バイクの種類によっても運転に必要な免許は異なります。


なかでも注意しておきたいのがトライクについて。トライクはリアの二輪がシャフトで繋がっている構造になっていることから、実質的に四輪の自動車と同等の乗り物と区別されます。そのため、二輪免許ではなく自動車免許でなければ運転ができません。また、自動車免許の区分として見なされるため、通常の二輪車とは異なりヘルメットの着用義務もありません。


ちなみに、サイドカーを連結したバイクはトライクとは異なり、一般的な二輪車として見なされるため二輪免許を持っている必要があります。


トライク以外のデリバリーで使用される小型の三輪バイクや、その他一般の三輪バイクも二輪車の免許区分に該当し、排気量に応じた二輪免許が必須となるため注意しましょう。

  • おすすめの三輪バイク

中古バイク市場でも特に人気の高い三輪バイクをいくかピックアップしてご紹介します。


・ジャイロX(ホンダ)

ジャイロXはホンダの三輪50cc原付スクーターです。リアに2本のタイヤが装着されており、低速走行時でも極めて安定した走りを実現。リアには多くの荷物が積載できるスペースがあり、特にビジネスユースとしての人気が高い1台といえます。


・トリシティ125(ヤマハ)

トリシティ125は、フロントに2本のタイヤを備えた三輪バイクです。見た目は一般的なスクーターに近い形状ですが、極めて高い安定性を誇ります。三輪バイクは二輪に比べて小回りが利きにくい車種もありますが、トリシティ125はタイヤと車体を同調させることによって、スムーズな旋回を可能にしました。カーブが多いツーリングコースも、従来の二輪バイクと同じ感覚で走行できます。


・FLHTCUTG トライグライドウルトラ(ハーレー・ダビッドソン)

FLHTCUTG トライグライドウルトラはハーレー・ダビッドソンが誇る大型トライクです。排気量は1800ccクラスで、リアに2本のタイヤが装着されたトライクのため、運転には二輪ではなく四輪の免許が必須です。

中古バイクとしての流通量はあまり多くなく、価格も400万円程度と高額です。しかし、迫力満点のボディと重厚なデザインは多くのファンを惹きつけ、二輪バイクにはない強烈な魅力を放っています。

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バイクの窓口事務局

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