他カテゴリ記事を絞り込んで探す
中古バイクの耐用年数は?長く乗り続けるコツ
- その他の記事
- 2020.10.02
新車・中古バイク問わず、せっかくバイクを購入するのであればできるだけ長く乗り続けたいと誰もが思うもの。しかし、とりわけ中古バイクにおいては思わぬトラブルや不調に悩まされ、わずか数年で買い替えを余儀なくされるケースもあります。
特に年式の古い中古バイクにおいては「あと何年乗れるのだろう」と不安がよぎってしまいがちですが、実際のところバイクの耐用年数はあるのでしょうか。
-
一概に年式や走行距離で判断は難しい
中古バイクに限らず自動車にも共通して言えることですが、一概に製造年からの経過年数や走行距離だけで状態の良し悪しが決まるものではありません。たとえば屋外で保管していたのか、屋根付きのガレージで保管していたのか、保管時にカバーはかけていたのかによっても状態は大きく異なるでしょう。
仮にカバーもかけずに風雨にさらされる環境にバイクを放置しておけば、新車であったとしても数カ月間で外装状態は悪化し、エンジンにも不具合が生じる可能性はあります。反対に、20年前の古いバイクであるにもかかわらず、バイクに乗らないときは常に屋内のガレージに保管していたバイクは良好な状態を保っていることも少なくありません。
-
バイクを長く乗り続けるコツ
バイクには金属やゴム、プラスチック樹脂などさまざまなパーツが多用されているため、経年によって部品が劣化してくることがあります。こまめなオイル交換はもちろんですが、洗車の頻度や消耗品の交換など、いかに愛情をもってバイクに接してきたかが耐用年数に大きく影響してくるのです。
20年、30年経っても状態の良いバイクは、これらの基本的なメンテナンスをこまめに行っている証拠であり、反対にメンテナンスの頻度が低いと1年、2年でバイクの調子は悪くなってしまいます。
また、バイクはできるだけ毎日乗り続けることでエンジンのコンディションも維持できます。月に数回程度しかバイクを運転していないと、タンク内にあるガソリンが劣化し、その結果エンジン内部にも悪い影響を及ぼすこともあるのです。最悪の場合、キャブレターなどのパーツを分解し清掃しなければならなくなり、高額な整備費用がかかってしまいます。
バイクにとって必要な整備内容は車種によっても異なります。たとえば、ドライブシャフトが採用されているバイクはメンテナンスがほとんど必要ありませんが、チェーンが採用されている車種の場合は、チェーンおよびスプロケットへの定期的な注油や清掃が必須です。また、特に後輪部分にチェーンのオイル汚れが付着しやすいデメリットもあるため、こまめな清掃が求められます。
-
長く乗り続けられる中古バイクを探すコツ
中古バイクを選ぶ際のポイントとして、走行距離が◯万km未満、経過年数は◯年未満、ワンオーナー車が良いなど、さまざまな意見を耳にすることがあります。しかし、もっとも重要なポイントとしては、バイクを隅々まで見て、大きな傷や凹み、外装の色褪せがないかなど、大切に扱われてきたことがうかがえる車両を見分けることです。
その後、実際にエンジンをかけて始動性やアイドリングの安定性も見極めましょう。エンジンをかける際には、必ずコールドスタートの状態で試すことが前提となります。アイドリングの直後など、エンジンが温まった状態では始動性も良く、中古バイクの状態を見極める材料としては不十分であるためです。
オイル交換をはじめとした整備を自分で行ってきたのか、お店で行ってきたのかも重要で、特に状態の良い中古バイクを探すのであればお店での整備実績のある車両がおすすめです。整備記録簿がついた中古バイクも多いため、適切なメンテナンスの履歴が確認できる1台を探してみましょう。
バイクの窓口事務局