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効果的なバイクの転倒防止方法は?強風や台風時の対策も紹介
- その他の記事
- 2021.01.13
バイクを駐輪する場合に、気をつける必要があるのが「転倒」です。バイクが転倒するとパーツが破損したり、フレームが歪んでしまったりと良いことはありません。
外観も安全性も低下してしまい、修理に費用がかかるため、なるべく転倒しないように工夫することがあります。特に風の強い時や台風が来た時にはしっかり対策をしておかないと、転倒のリスクが高まるでしょう。
そこで今回は、効果的なバイクの転倒防止方法を紹介し、強風や台風でもバイクが転倒しないための対策について紹介していきます。
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強風や台風時のバイク転倒防止対策
強風や台風時にバイクの転倒を防止するための方法を紹介していきましょう。
ブレーキをロックする
通常、バイクを駐輪する際はブレーキがかかっていません。この状態で強風が吹くとバイクが風によって押され、バランスが崩れて転倒する可能性があります。そこで、ブレーキをかけた状態で固定することでバイクが風に吹かれて転倒するリスクを防ぐことが可能です。ブレーキをロックする際にはゴムチューブやロープを使ってスロットルとブレーキを結びますが、後ほど紹介する専用のブレーキロックを使うと簡単にブレーキを固定できるのでおすすめです。
バイクカバーを取り外す
バイクカバーは、駐輪時に雨や埃などからバイクを守ってくれるカバーです。しかし、強風を受けるとカバーが帆となって風を受けてしまい、バイクを転倒させる可能性があります。強風時や台風が来た時には、バイクカバーを外して開口部に水が入らないように養生するのがポイントです。
壁際に寄せてサイドスタンドで停める
強風時にバイクを駐輪する際には、壁際に寄せて駐輪すると風の影響を軽減できます。また、バイクを駐輪する際にはセンタースタンドではなく、サイドスタンドを使用すると倒れにくくなります。後ほど紹介するサイドスタンドプレートを使用すると、より倒れにくくなるでしょう。
ロープで柱などに固定する
バイクが転倒しないように確実に固定するためには、ロープを使って柱などに固定するのが最も確実な方法です。サイドスタンドはバイクの左側についているのが一般的なので、サイドスタンドの延長線上に柱がくるようにバイクを停め、ハンドル・キャリア・フレームといった「出来るだけ高い位置の丈夫な部分」にロープを通して固定しましょう。簡単に固定させるためには、荷かけロープを用意すると便利です。
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おすすめのバイク転倒防止装置
バイクの転倒を防ぐためには、道具を活用することも重要です。そこで、バイクの転倒防止に役立つ3つの装置について紹介していきましょう。
リフトアップスタンド
バイクの転倒を防ぐためには、転倒の原因となるタイヤを浮かせることがポイントです。リフトアップスタンドを使うと物理的に車輪を浮かせることができるため、強風でタイヤが動いてしまいバイクが転倒するのを防止できます。リフトアップスタンドはバイク整備用のジャッキを使うのが一般的ですが、ホームセンターなどで販売されているプラスチック製のジャッキでも代用可能です。前輪を後述するブレーキロックで固定し後輪をジャッキアップすれば、タイヤの回転による転倒のリスクを大幅に軽減できるでしょう。
フロントブレーキロック
フロントブレーキロックは、ハンドル右側のフロントブレーキをかけた状態で固定できるグッズです。バイクには基本的にパーキングブレーキが搭載されていないため、駐輪中にタイヤが回ってしまうのを防ぐためにはフロントブレーキを掛けたまま固定するのが良いでしょう。フロントブレーキを固定するためにはロープやゴム紐などで巻きつけても良いのですが、フロントブレーキロックを使うと簡単にブレーキを掛けた状態で固定してくれます。フロントブレーキロックを使えば駐輪後すぐにブレーキをロックできるので、強風時だけでなく日常の移動時にも便利に使える優れモノ。バイクの転倒が心配であれば、ぜひ活用してみることをおすすめします。
サイドスタンドパッド
サイドスタンドパットは、サイドスタンドの下に敷くことでサイドスタンドが滑ったり、地面にめり込んだりするのを防ぐグッズです。バイクは重量があるため、特に台風時など降雨の時に土の地面に停めておくとサイドスタンドが地面にめり込み、バランスを崩して転倒する可能性があります。サンドスタンドパッド自体が滑りにくくなっているため、コンクリートやタイルの駐輪場に駐輪させる際に滑ることがなく、安心してバイクを停めておけるでしょう。サイドスタンドパッドは、ツーリングなどで地面が不安定な場所で停めておく場合にも転倒防止に活用できます。よくツーリングをする方であれば、持っていて損がないグッズです。
強風対策を確実にして愛車を転倒から守ろう
今回はバイクの転倒防止対策について紹介してきました。大切なバイクを守るためには、強風や台風などの転倒リスクが高い時はもちろん、日頃からバイクが転倒しないように対策を取っておくことが重要です。強風や台風時にはリフトアップやロープでの固定が有効。日常生活でも、フロントブレーキロックやサイドスタンドパッドを使えば、時間をかけず簡単に転倒防止対策ができます。愛車を傷つけないためにも、日頃から転倒防止の意識を高めましょう。
バイクの窓口編集部