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初心者が注意すべき中古バイク選びのポイント

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  • 2021.01.30

中古バイクを購入するにあたって、特に免許をとったばかりの初心者は何を基準に選べば良いのか困ってしまうものです。中古バイクには走行距離や年式、整備記録簿の有無など、さまざまな情報が記載されていますが、そもそも本当に信頼して良い情報なのか不安になる方も多いはず。


そこで今回は、バイク初心者が中古バイクを選ぶにあたって、特に注意すべきポイントをいくつか紹介します。

  • 「走行距離が少ない=状態が良い」とは限らない

中古バイクの価格を左右する大きな要素として挙げられるのが走行距離です。走行距離の多い中古バイクは価格が安く、反対にほとんど走っていない中古バイクは、多少年式が古くても高額で取引されることも少なくありません。


確かに走行距離が少ないということは消耗パーツの減りが少なく、良い状態を保っているものも多いかもしれません。しかし、仮に長期間乗らないままメンテナンスもせずに放置してきたバイクは、エンジンの内部パーツが劣化していたり、燃料タンクの中がサビで腐食しているケースもあるのです。


数ヶ月に1回程度しか乗ってこなかったバイクと、毎日のように通勤や通学で使用してきたバイクを比べてみると、後者のほうがエンジンの調子が良いという場合も珍しくありません。

  • 外装の良し悪しだけで判断しない

外装はバイクの状態を見極めるうえで重要な手がかりとなります。特に燃料タンクの傷や凹みは、過去に大きな事故や転倒がなかったかを判断するうえで有効です。しかし、だからといって外装の良し悪しだけで中古バイクの状態を判断することは危険です。外装パーツを新しいものに交換しても、エンジンや足回りのメンテナンスがされていないとバイクの性能は維持できません。


そのため、たとえばネット通販サイトやネットオークションサイトなどを利用する場合でも、必ず現車を確認してから購入の意思決定をすべきです。バイク全体を見渡したときに、特定の部分だけ不自然に交換したような形跡がないか、アイドリングは一定で安定しているかなど、現車を見なければ分からない情報は極めて多いです。

  • 可能ならば試乗してみる

現車を確認する際には、必ずエンジンをかけて始動性やアイドリング音を確認しましょう。このとき、可能であれば実際に試乗させてもらうのがベストです。数百メートル程度でも実際に走らせてみると、足回りの感覚やブレーキの効き具合などを確認できます。


また、中古バイクそのものに異常はなかったとしても、足つきや取り回しのしやすさなど、その人にマッチしているかを判断する材料にもなります。見た目やバイクの性能は良くても、自分の体格に合わないバイクを選んでしまうと、購入を後悔することもあります。ナンバーが取得できていなかったり、店舗の敷地が狭いなどの理由で試乗が難しい場合でも、少なくともバイクに跨って運転ポジションを確認してみることは重要です。

■中古バイク選びのポイントは信頼できるお店を選ぶこと


中古バイクを初めて購入する初心者の方にとって、状態の良し悪しを見極めることは難しく感じられるかもしれません。少しでも違和感や疑問に感じられることがあれば、その場で担当者に質問してみましょう。このとき、回答をはぐらかしたり、誠意のある対応をしてもらえなかったりした場合は、そのお店からの購入は控えたほうが無難です。仮に中古バイクを安く手に入れられたとしても、その後のアフターサポートやメンテナンスのときにトラブルに発展する可能性があるためです。


中古バイクは新車と異なり、一つとして同じコンディション、条件の車体はなく全てが一点物です。きちんと納車前の整備をしていたとしても、購入後にトラブルに見舞われることもあります。中古バイクを購入する際には、そのようなことも想定しながら信頼できるお店を選ぶことがもっとも重要といえるでしょう。

制作・協力

バイクの窓口編集部

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