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バイクのエンジンがかからない時の対処法とは?見るべき点を知ろう!
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- 2021.04.17

今まで問題なく乗れていたバイクのエンジンが、急にかからなくなって困ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。バイクに詳しい方は原因や対策をある程度予測できるかもしれません。
しかし、バイクを購入したばかりの方や、バイクの故障が初めての方は特に慌ててしまう方も多いでしょう。今回は、バイクのエンジンがかからない時に確認すべき点や対処法をまとめましたので紹介します。
- エンジンがかからない時にまず確認すること

バイクは、意外と単純な理由でエンジンがかからないことがあります。まずは1つずつ確認していき、何が原因でエンジンがかからないのか突き止めましょう。
キルスイッチはON状態にあるか
多くのバイクはハンドルの右側にセルモーターがあり、それが「キルスイッチ」と呼ばれるものです。
キルスイッチは、バイク転倒や配線に異常が起きた時に、バイク全体の電流を強制的に遮断するために用意されています。キルスイッチがOFFになっていると、セルが回らないため、エンジンがかかりません。まずはキルスイッチの状態を確認しましょう。
サイドスタンドは確実に上がっているか
多くのバイクはサイドスタンドを出した状態では、エンジンがかからない仕組みになっています。走行中に誤ってサイドスタンドが出てしまわないように用意されている機能なので、確実に上がっているか今一度確認しましょう。
ギアはニュートラル状態にあるか
ギアがニュートラルに入っていないとエンジンがかからないように作られている車種もあります。ニュートラルになっていないと、エンジンをかける際に誤ってクラッチを離した場合、バイクが誤発進してしまう危険があるので注意が必要です。
- エンジンがかからない時は燃料も疑う

バイクのエンジンがかからない時には、単純にガス欠の場合もあります。それ以外にも、見落としがちなガソリンに関連する原因を確認してみましょう。
ガソリンコックの詰まりや開け忘れ
ガソリンコックの詰まりが起きていないか確認しましょう。長期間バイクの手入れを行っていない場合、ガソリンタンク内にサビが発生し、その影響でガソリンコックが詰まってしまうことがあります。
詰まっている場合は、洗浄して汚れを取り除きましょう。汚れがひどい場合は、コックやタンクの交換が必要です。
また、ガソリンコックのレバーの位置を確認しましょう。ガソリンコックが「ON」または「RES」ではなく「OFF」になっていると、ガソリンが流れずエンジンはかかりません。
ガソリンは劣化すると腐る
ガソリンを長期間使用しないまま放置していると劣化します。劣化したガソリンは粘り気を含み、残留物となってガソリンコックやホースの内部に栓をしてしまうことがあります。
古いガソリンは抜きとり、定期的に新しいガソリンに交換しましょう。ガソリンの使用期限は3ヵ月から半年くらいが目安です。
- そのほかの確認するべきポイント

その他にもエンジンがかからないときには以下の原因が考えられるので、対処法とともに解説します。
ごみなどでマフラーが詰まっていないか
マフラーが土やごみなどで詰まっていないでしょうか。マフラーが詰まると排気が出来ないため、エンジンがかからない原因となります。
自分で取り出せそうであれば、木の枝などで詰まりを解消しましょう。マフラーの排気口に手をかざしてセルを回し、手に風が当たるようであれば正常に排気されています。
セルが回らないならヒューズの可能性も
セルが回らなければ、 ヒューズが切れている場合もあります。ヒューズが切れていると電気が流れないためエンジンがかかりません。
ヒューズの差し替えの際には同じアンペア数を取り付けましょう。何度もヒューズが切れる場合は、他にも不具合を抱えている可能性があるため、破損箇所を見つけ修理する必要があります。
モーターの音が弱々しい場合はバッテリー
エンジンをかけるためにはセルモーターを回した際に、セルモーターが弱くしか回らなかったり、音がなくなったりする場合は、バッテリー上がりの可能性があります。
バッテリーが原因の場合は「バッテリー充電器」や「ジャンプスターター」を接続してエンジンを始動しましょう。ツーリングに出かける際には、トラブルに備えて携帯しておくと便利です。
バイクのエンジンがかからない原因は単純なことが多い
バイクのエンジンがかからないときの確認すべき点と対処法を紹介しました。急にエンジンがかからなくなると慌ててしまいますが、キルスイッチをOFFにしているなど意外と単純なミスでエンジンがかからない場合も多いです。
すぐに故障と疑わず、1つ1つの確認項目を見直してみましょう。確認しても最終的に原因がわからない場合、どこかにトラブルが潜んでいる可能性もあります。
バイクショップなどできちんと点検してもらい、大切な愛車と安心してバイク生活を送りましょう。
バイクの窓口編集部