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バイクの種類と購入時の注意点は?免許の種類も解説!

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  • 2024.04.09

バイクは大きく分けて「オンロードモデル」「オフロードモデル」「スクーター」の3種類あります。

それぞれ種類によって特徴もデザインも異なるため、自分に合ったバイクを選ぶことが大切です。

しかし、「種類が多くてどうやってバイクを選べばいいのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではバイクの種類や選ぶときのポイントを詳しく解説します。購入時の注意点、バイクの種類ごとに必要な免許も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

  • バイクの種類は大きく分けて3つ

オンロードモデル
オンロードモデルは、アスファルトやコンクリートなどの一般的な舗装路を走行するためのバイクです。舗装路で性能を発揮するように設計されており、重心が低く安定感を得やすい特徴があります。

オンロードモデルの主な車種として、教習車としてもよく利用される「ネイキッド」や、ビンテージライクなデザインが特徴の「クラシック」などが挙げられます。

 

オフロードモデル

オフロードモデルは、山間部や林道といった未舗装路の走行に適しているバイクです。小回りが利くバイクが多く、オンロードモデルでは走行困難な路面も、オフロードモデルなら走行できます。もちろん舗装路も走行できるため、幅広いシーンで利用可能です。

主な車種は、レースに特化した「モトクロス」や、険しい道の走行を得意とする「トレール」などが挙げられます。

 

スクーター
スクーターは、ホイールが小径で小回りが利く、街乗りにぴったりな種類。多くのスクーターがATなので、初心者でも運転しやすいです。

前方に足踏台があり、椅子のように座れるため、スカートやワンピースのような服装でも乗車できます。

スクーターのサイズはさまざまで、小型のスクーターからエンジン排気量が多い「ビッグスクーター」もあります。

ちなみに、原付とスクーターは別物です。小型のスクーターと原付は見た目がよく似ていますが、原付はエンジンの排気量が125cc未満のバイクのことで、運転に必要な免許も異なります。
 

  • 各モデルのバイク種類一覧

■オンロードモデルのバイク種類一覧
 

ネイキッド
ネイキッドはオンロードモデルに分類され、教習車としてもよく利用されるスタンダードな車種です。カウルが付いておらず、エンジンが剥き出しになっていることから「ネイキッド(裸)」と呼ばれています。

乗車時は上体が起きたライディングポジションとなるため、疲れにくいことが特徴です。街乗りやツーリングなどに適しており、車種選びに迷った際は、候補のひとつに挙げておくといいでしょう。
 

クラシック
クラシックは、名前どおりレトロなルックスが魅力のオンロードモデルです。

丸型の単眼ヘッドライトにフラットなシートと、クラシックなデザインで設計されています。クラシックは実際に年式が古いわけではありませんが、中には本当に古いバイクが売られていることもあります。


ネオクラシック
ネオレトロは、クラシックと同様にビンテージライクなデザインですが、エンジンや足回りは最新技術を取り入れた車種です。「ネオレトロ」と呼ばれることもあります。

バイクのおしゃれさも走行性能も捨てられない、という方におすすめです。


ツアラー
ツアラーは、高速走行に最適なオンロードモデルの車種です。高速道路を利用したり、1日1,000km以上を走破したりといった、ロングツーリングに適しています。

排気量が多く、車両自体が重くなりがちな面がありますが、その分バイクが安定しやすいことも特徴です。前方からの風を防いでくれるフルカウルモデルが多く、運転時の負担を軽減してくれます。
 

スーパースポーツ
スーパースポーツは、スポーツ性能に特化して速く走ることを重視したバイクです。オンロードモデルに分類され、スポーツライディングが楽しめます。

ライディングポジションが前傾気味でフルカウルなので、風の影響は受けにくいです。しかし、乗り心地がいい設計ではないので、長時間の走行には向いていません。

加速の速さやコーナリング性能の高さを楽しみたい方、高度の技術をもっている方はぜひチェックしておきたい車種です。

 

クルーザー/アメリカン
クルーザー(アメリカン)は、重心が低くハンドル位置もゆったりしているため、楽なライディングポジションで乗車できます。ライディングポジションのクルーザーは、長距離のドライブにぴったりです。

シート位置が低いので、小柄な方も乗り降りしやすいでしょう。

 

 

■オフロードモデルのバイク種類一覧
 

モトクロス
モトクロスは、モータースポーツのモトクロスでの走行に特化した種類です。エンジンやサスペンション、フレームに至るまですべてが速さを追求してチューニングされています。

モトクロスのレース専用に開発されている車種なので、公道では走行できない点に注意が必要です。


トレール
トレールは、オフロードモデルの中でも特に、山道や荒れた道などの未舗装路の走行に特化した種類です。もちろん舗装路も問題なく走行でき、どのような路面でも快適に走れます。

車体が軽く取り回しも楽で、万が一転倒させても簡単に引き起こせます。カウルが付いていないため、前からの風の影響を受けやすく長距離の運転には向いていません。


モタード
モタードは、オフロードの車体にオンロードのタイヤが装着されたバイクです。ベースがオフロード車なので、車体は軽く小回りが利きます。

足回りはオンロード用に設計されているため、タイヤが小さく街中を快適に走れる、オン・オフのいいとこ取りなバイクです。


アドベンチャーバイク
アドベンチャーは、オフロード走行と長距離走行に適しているバイクです。走行性能が高く乗り心地がいいので、名前どおり冒険のお供に最適。長距離走行をしても疲れにくいでしょう。

荷物を多く積み込めるように設計されており、長期の旅にも向いています。

 

 

■スクーターのバイク種類一覧
 

125ccスクーター
125ccスクーターは、走行性能や機動性に優れており、セカンドバイクとしても人気が高い車種です。コンパクトで運転操作が容易なので、通勤や近場での買い物といった普段使いに適しています。

車検が不要で、維持費があまりかからないことも魅力です。原付と変わらないコンパクトなサイズでありながら、二段階右折や時速30kmの制限が不要になるので、比較的自由に運転できます。

 

ビッグスクーター
ビッグスクーターは、排気量が126cc以上とスクーターの中では大型のバイクです。最高速度は60km/hで、高速道路も走れます。

オンロード・オフロードのバイクと比べると、加速性が低く取り回しもしづらいですが、街乗りから長距離走行まで、さまざまなシーンで利用できます。


原付
原付は、エンジン排気量が50cc以下の「第一種原動機自転車」、排気量51cc~125ccの「第二種原動機自転車」に分けられています。

正式名称「原動機付自転車」。運転操作が簡単で、普通自動車運転免許があれば、誰でも運転できます。免許がない場合でも、筆記試験と講習を受ければ簡単に原付免許の取得が可能です。

車両価格が安く燃費もいいため、バイクよりも気軽に購入できます。
 

  • バイクの種類を選ぶときのポイント

バイクの種類を選ぶときの主なポイントは、以下の3つです。

・目的に合った車種を選ぶ
・価格やメンテナンス性
・店舗に出向いて乗り心地をチェックする

バイクを購入するときに大事なポイントは、目的に合った種類を選ぶことです。通勤や買い物での移動に使いたいのか、バイクツーリングを楽しみたいのかでも、適した種類は変わってきます。

また、価格やメンテナンス性も要チェックです。バイクの車体価格はもちろんですが、排気量も忘れずに確認しましょう。基本的に、排気量が小さいほどランニングコストも抑えられます。

希望のバイクが決まったら、実際に店舗へ足を運んで試乗し、乗り心地をチェックします。体の大きさに合っていないバイクを選んでしまうと、運転しづらく危険です。バイクの運転に慣れていれば、ある程度は技術でカバーできますが、初心者の方は試乗して体格に合った
バイクを選びましょう。

まずはバイクのレンタルサービスを利用して、実際の使用感を確かめてから購入するのもおすすめです。

 


■バイクの種類ごとに必要な免許は?

バイクの種類ごとに、必要な運転免許は異なります。必ず、バイクを購入する前には必要な免許の種類を確認しておきましょう。

バイクの運転免許は、主に以下の7種類があります。

・原付免許
・AT小型限定普通二輪免許
・普通自動二輪小型限定免許
・AT限定二輪免許
・普通自動二輪免許
・AT大型二輪免許
・大型自動二輪免許

 

原付免許
原付免許は、排気量が50cc以下の原動機付自転車を運転できる免許です。

筆記試験と講習だけで取得でき、費用も安いメリットがありますが、時速30kmの速度制限や二段階右折などの制限がある点が特徴です。

また、普通自動車運転免許を持っていれば、原付免許は不要で50cc以下のバイクを運転できます。排気量50cc以上の原付二種については、小型限定普通二輪免許が必要です。

<原付免許の詳細>

対象年齢

16歳以上

法定速度(一般道)

時速30km

運転可能なバイク

排気量50cc以下

2人乗り

不可

高速道路の走行

不可

 


普通自動二輪小型限定免許/AT小型限定普通二輪免許

普通自動二輪小型限定免許は、排気量125cc以下のバイクを運転できる免許です。AT限定の免許も用意されています。

運転できるのは小型のバイクに限られますが、時速や2人乗りの制限が解除されており、原付免許よりも自由度が高いです。

<普通自動二輪小型限定免許/AT小型限定普通二輪免許の詳細>

対象年齢

16歳以上

法定速度(一般道)

時速60km

運転可能なバイク

排気量125cc以下

2人乗り

可能

高速道路の走行

不可

 


普通自動二輪免許/AT限定二輪免許

普通自動二輪免許は、排気量400cc以下のバイクを運転できる免許です。2人乗りや高速道路の走行が可能で、より自由にバイクの運転を楽しめるようになります。本格的にバイクライフを楽しみたいなら、普通自動二輪免許を取得しましょう。

普通自動二輪免許は、AT限定免許も用意されています。

<普通自動二輪免許/AT限定二輪免許の詳細>

対象年齢

16歳以上

法定速度(一般道)

時速60km

運転可能なバイク

排気量400cc以下

2人乗り

可能

高速道路の走行

可能

 


大型自動二輪免許/AT大型二輪免許

大型自動二輪免許を取得すると、排気量が400ccを超えるバイクの運転も可能になります。つまり、すべてのバイクが運転できるようになるということです。バイクの種類も自由に選べます。

しかし、排気量が大きくなるほどバイクの取り扱いも難しくなります。まずは普通自動二輪免許を取得し、バイクの扱いに慣れてから大型自動二輪免許の取得に挑戦してみるといいでしょう。

大型自動二輪免許にも、AT限定免許が用意されています。

<大型自動二輪免許/AT大型二輪免許の詳細>

対象年齢

18歳以上

法定速度(一般道)

時速60km

運転可能なバイク

制限なし

2人乗り

可能

高速道路の走行

可能

 


■まとめ
本記事では、バイクの種類や購入時の注意点、種類ごとに必要な免許を紹介しました。

バイクの種類は、大きく分けて「オンロードモデル」「オフロードモデル」「スクーター」の3つです。種類ごとに特徴や性能、用途が異なるため、自分の目的に合ったバイクを選ぶようにしましょう。

バイクの運転に慣れていない初心者の方は、まずはスクーターやネイキッドに挑戦するのがおすすめです。
 

制作・協力

バイクの窓口編集部

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