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災害時のバイク活用事例(官公庁・自治体他)

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  • 2016.04.18

この度の熊本地震に被災された方に、心よりお見舞いを申し上げると共に、 亡くなられた方へ心より悔みを申し上げます。 また、被災された地域の皆様が一日でも早く復興する事を祈念いたしております。

バイクの機動性を生かした災害時取組の有用性については、以前から

言われていますが、日本自動車工業会が「防災・災害対策で活動する

バイク隊」という事例集を2015年10月にリリースしています。

 

http://www.jama.or.jp/motorcycle/environment/disas...

 

この資料を参考に、災害時のバイク活用に関する官公庁・自治体等の

取組をまとめてみました。オートバイが少しでも役立つことを願って。

 

 

1.警察「広域緊急援助隊」

阪神淡路大震災を教訓に、全国都道府県警察に配備しています。

被災者の救助救出にあたる「警備部隊」約2,600人に対し300台、

緊急交通路の確保にあたる「交通部隊」1,500人に対し、170台の

オフロードバイクが配備されているようです。

 

2.消防署

バイクの機動性を生かした情報収集や救急を主にしているようですが、

2012年の総務省消防庁調査では、全国56消防本部、159台の配備状況で、

当時消防本部が約800あったことからすると普及はまだまだのようです。

アンケート調査での未導入本部の理由を見ると「必要を感じない」「人員確保」

「安全性」などが上げられていますが…

 

3.消防団

ちなみに消防士と消防団員の違いですが、消防士は地方公務員、

消防団員は非常勤、簡単に言うとボランティアですが準公務員となります。

消防団は全国に2,200以上あり、バイクの活用状況は一部のようですが、

中には上田市のように、消防バイク6台、調査用バイク4台、登録バイク隊員

176名というかなり力の入った消防団もあります。

 

4.国土交通省

上越・北陸地方6事務所に13台のバイク、約50人を「バイク調査隊」

として配備、災害発生時の情報収集などに努めているそうです。

 

5.自治体

中には自治体独自でバイク隊を結成、運営しているケースもあります。

静岡市による「SCOUT」、横須賀市上下水道局「災害二輪調査隊」等、

いずれも機動性を生かした情報収集、支援活動を行っています。

 

6.東京メトロ

珍しいところでは、東京メトロの災害活動用バイク。本社安全技術部と、

車両部に配備され、災害時情報収集などに活用するそうです。

地下鉄が止まったりしたら地下トンネルを走るんでしょうか。

 

 

なお、災害対応と言えばまず思い浮かぶのは自衛隊ですので、

自衛隊についても調べてみました。

 

 

7.自衛隊

自衛隊のオートバイは、陸上自衛隊の主に偵察用で用いられるようです。

正式な名称はなく単に「オートバイ(偵察用)」と呼ばれているようです。

Wiki参照

 

公式な紹介が殆どないのですが、名寄駐屯地に駐屯する、

陸上自衛隊第2師団 - 第2偵察隊 のHPがあったので紹介します。

 

http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/unit/butai/2rcn/soubi/soubi.html

 

制作・協力

バイクの窓口編集部

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