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いよいよ本格的な電動バイク時代が到来?
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- 2016.06.17
出典:harley-davidson.comより
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遂にハーレーが5年以内に電動バイクを発売!
先日、ハーレーダビッドソンの上級副社長が、
「5年以内に電動バイクを発売する」と、アメリカのミルウォーキービジネスジャーナルに
語ったそうです。
既にハーレーは電動バイク“Project-Livewire"という名称で、
電動バイクのプロトタイプ試乗会を含めたプロモーションを展開していましたが、
遂に発売時期について明言、いよいよ具体的に市場投入することになります。
先般マレーシアのセパンサーキットでも試乗会を実施しており、
じっくり時間をかけてマーケティングや啓蒙を広げて行っている節が見受けられます。
逆に言うとかなりの本気度の裏返しでは?と思います。
写真は現在のプロトタイプのもので市販モデルがこうなるか未定のようですが、
ハーレーらしい雰囲気でなかなかカッコいいですね。
ちなみに映画”アベンジャーズ”にも出ているんですね。知りませんでした。
出典:harley-davidson.comより
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BMWは大型スクーター、ホンダも電動カブを2017年に発売
その他メーカーに目を転じると、BMWが大型電動スクーターを2017年に発売します。
モーターサイクルショーでアナウンスされたのでご存知の方もいると思いますが、
既に日本語版特設ページも用意されています。
出力の関係から中型免許で乗れるとの事。現行C600/650的な乗り味なんでしょうか。
関心あります。
出典 bmw-motorrad.jpより
出典 www.honda.co.jpより
日本メーカーはどうかと言うと、昨年の東京モーターショーでホンダがEVカブを
2017年に発売するとアナウンスし、話題となりました。
ヤマハやスズキは以前から電動スクーターをカタログモデルにしていますし、
その他にもテラモータース、はたまた中国製等、
原付クラスでは既に電動バイクはいくつかありますが、スクーターが殆どで
市民権を得ているとは言い難い状況でしたが、カブは元来はビジネスユースのバイク。
そのEV版が出るという事は、今までと違った状況になる可能性を感じます。
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インフラ整備にも革新的な動きが
台湾の“Gogoro”というメーカーをご存知でしょうか。
スマホメーカーの元幹部が起業した電動バイクのベンチャーで、
“二輪版テスラ”とも評されるこのメーカーの最大の特徴は、
バッテリーパックスタンドを市中に複数設置して、
充電にかかる時間を0にしたところです。
バッテリーが減ったらスタンドへ寄り交換するだけ、という手軽さと、
スマホ連動各種モニタリング、POPなデザインのフロントカウルに簡単に
着せ替え可能、と言ったスマホメーカーならではの発想も受け、
急速に普及しているようです。
ハーレーのプロトタイプも航続距離の短さが課題になっているようですが、
逆に車ほど積載スペースの取れないバイクこそ、このGogoroの様に、
インフラでカバーするといった発想でクリアするのは非常に良いアイディアだと思います。
出典 www.gogoro.comより
電気自動車でも、未だ航続距離の課題など色々ある中で、
インフラ整備含めて着々と普及が進んでいる状況を見ると、
バイク業界でも、いよいよ来年あたりから電動バイクが本格的な普及期に
さしかかって行くのかも知れません。
EVの車に乗ると、踏んだ最初からトルクが立ち上がるので加速は鋭いですし、
思った以上にバイクに合う気がします。
もしかしたら後世で、「2017年は電動バイク元年」
と言われる日が来るかも知れませんね。
バイクの窓口編集部