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バイクラブフォーラム in 兵庫・神戸
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- 2016.09.21
9/17に神戸ハーバーランドで行われた第4回バイクラブフォーラムのレポートです。
「バイクラブフォーラム」ってご存知ですか?
モーターショーやレース、試乗会のような華やかな雰囲気はあまりありませんが、
真面目にバイクについて様々な議論・活動する取組なんです。
そんなバイクラブフォーラム第4回が3連休の初日、9/17兵庫・神戸にて開催されましたので
取材して来ました。
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バイクラブフォーラムとは
2013年から取組がスタートした「バイクラブフォーラム」。
「BIKE LOVE FORUM(BLF)とは、世界に通用する素晴らしいバイク文化の創造を
目指すとともにバイク産業の振興、市場の発展等を図ることを目的とし、バイクに関わる企業・
団体・地方自治体等が核となり、利用者等も交え、関係者間で社会におけるバイクへの認知と
受容、共存のあり方や、バイクの将来像等に関して真摯に議論し活動する取り組みです。
(BLFホームページより)」との事。
2020年に国内新車販売台数100万台、世界シェア50%、マナー向上の3つを目指し、
様々な活動を行っている一環として、年に1回行われるのがこの「バイクラブフォーラム」となります。
2013年9月に鈴鹿で開催された第1回では、二輪車業界の現状・見通し、GPライダー等による
パネルディスカッションなどが行われました。
以降第2回は浜松、第3回は熊本と、バイクメーカーゆかりの地で開催されており、今回はカワサキの
お膝元、神戸での開催です。
まずは開会前にまさかのくまモン登場!から始まり、バイク乗りである俳優の伊勢谷友介さんからの
ビデオメッセージと続いた後、経済産業省自動車課河野太志さんの開会宣言でいよいよイベント開始!
くまモンがライダーズジャケットを着て登場!かわいい。でも話は被災地状況の説明で真面目です。
隣の建物ではハーレーの展示も。
会場外にはこんなオブジェも。アンパンマンミュージアムを見て納得。
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トークショー
第1部は防災の観点から、「災害時におけるバイクならではの活動を紹介」と題し、
バイク隊を結成している静岡市と長野県上田市消防団、元GPライダー片山敬済氏が
主宰するボランティア団体「BERT」、被災地からは熊本県山都町、また実際に「防災女子」
という取組を行っている地元神戸学院大学がパネリストとして参加、事例紹介やバイクの
災害時有用性について議論されました。
第2部は「アニメ『ばくおん』のヒットから今を学ぶ」と題し、編集者、制作委員会メンバーによる
制作裏話や読者層の変化など、文化的側面からバイクを見るという試みで行われました。
そして第3部は「スニーカーとバイクファッション」というテーマで、日本を代表するウェアメーカーである
クシタニ、アールエスタイチ、デグナー、そしてアシックスの担当者がバイクファッションの変遷や
ポイントなどについて解説、語っていました。タイチさんとアシックスコラボシューズや、クシタニさんの
K-Racingシリーズ、デグナーさんの初期はレーシングツナギからだった、とか、おじさんには懐かしい
ネタもあって楽しめました。
第1部の面々。片山氏はあいかわらずダンディーですね。
仕事のバイク感たっぷり。手前が静岡市、奥がBERT。
ばくおん!! 親子で見たりするケースも増えているそうです。
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ファッションウィークとのコラボ企画も
メインのトークショーとは別に、来場者に楽しんでもらうイベントももちろんありました。
神戸と言えば日本有数のおしゃれな観光地。
丁度「神戸ファッションウィーク」期間中ということもあり、モデルさんとタンデムしたスナップ写真が
撮れるコラボイベントもありました。
また子供連れの方向けのバイクのウッドクラフト制作やバイクのバルーンアート、また防災バイク&
ツールの展示など色々なイベントも行われ、来場者が楽しめる工夫も凝らされていました。
モデルさんとの記念撮影。バイクよりモデルさんに目が・・・
クラフトワークに子供も夢中。ちょっとやってみたい・・・
バルーンアートはこんなでかいのも。
ピーク時には年間300万台以上の新車販売台数を誇ったバイクの販売も、
今や40万台を切るまで縮小しています。
魅力的な商品が必要なのはもちろんですが、原付2段階左折や都市部の駐車場問題、
軽自動車と同じ高速料金など、バイクを快適に利用する為に、まだまだ整備しなければならない
課題も山積しています。
こういった活動は一見地味ではありますが、ライダーの一人としても是非応援していきたいと思います。
来年は、全国自治体に先駆け、「3ない運動」を撤廃、若者の交通教育による事故率低減など、
様々な効果を上げつつある群馬県で開催されます。
是非一度足を運んでみて下さい。
バイクの窓口編集部