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【今週のレア車】Vol.106 ヤマハ FZS600
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- 2018.03.14
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今週は、フェザーの元祖とも言えるヤマハFZS600(RJ021)のご紹介です。
少し古いバイク乗りなら、写真をみるとFZ400では?と思う方が多いと思いますが、今回ご紹介するのは、その海外モデルだった600㏄版のFZです。ペットネームはフェザー600で呼ばれますが、正式車名はFZS600となります。1998年に販売開始され、現在のフェザー600系の元祖であることが伺えます。
エンジンは水冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒で599㏄、今からすると2世代前位のエンジンですが、当時の600㏄レプリカである『YZF600Rサンダーキャット』のエンジンを中低速重視にデチューンしたもの。それでも逆車フルパワーで95psにもなるホットなスペックを持っています。
また、兄弟車にツアラーモデルの『ディバージョン600』が同系統のエンジンで展開しており、
ちょうどYZF600Rとディバージョンの中間を埋める存在で、後発デビューとなりました。
欧州ではこの辺のミドルクラスが今も昔も大人気ですが、日本では免許制度が邪魔をして、600㏄クラスはイマイチ人気が上がりません。個人的には軽さとパワーの良いところ取りのミドルクラスが好きなんですけどね。
ハーフカウル&バーハンドルなのでツーリングにも向いていそうです。
FZ400の中古バイクも数少なくなってきましたが、現車はさらに希少な600㏄の後期モデル。
当時のヤマハを感じさせるデザインもイイ感じです。状態良く、アクラポのサイレンサー付き。
何ともヤマハファンをくすぐる1台ではないでしょうか。
バイクの窓口編集部(H)