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【今週のレア車】Vol.122 ハスクバーナ NUDA900R
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- 2018.07.11
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、ハスクバーナ異色のロードスポーツ、NUDA900Rです。
ハスクバーナNUDAは、BMW傘下時代の2012年に発売された異色のモデルで、BMW
傘下だけあって、F800シリーズのロータックス製パラレルツインエンジンをベースに排気量
拡大などのチューニングを行っていますが、このバイクの最大の特徴は他のどれにも似ていない、
独特のスタイリングにあります。
世界3大デザイン賞と言われる「reddot design award 2012」のベスト・オブ・ザ・ベスト
を受賞したそうで、写真で見ると?という感じですが、実物はエッジの立った複雑なラインを
描いていてとても魅力的で、受賞もなるほどと思わせます。
スタイルばかりに目が行きますが、もともとストレスなく回るロータックスエンジンをチューニング
した900㏄エンジンに、乾燥重量175Kgですから走りは軽快そのものだそうです。
今回ご紹介するNUDA900Rはベースモデルの900に対し、フロントブレンボキャリパー、
オーリンズショックを装備した上級仕様となります。
残念ながら2013年にBMWがKTMにハスクバーナを売却してしまった為、このNUDAも
僅か2年というモデルライフで終了してしまい、日本には一説ではトータルで100台にも
満たない数しか輸入されなかったそうで、絶対数でもレアなモデルとなります。
ちなみに欧州バイクメーカーで親会社が変わるのはよくある話ですが、ハスクバーナもご多分に
漏れず、1987-2007年はカジバ、2007-2013年がBMW、2014-現在までがKTMと
変わっています。
つい先日も久々のロードスポーツ、ヴィットピレンを発売しましたし、KTM傘下で魅力ある
モデルをまた生み出してほしいものです。
現車はそんな希少なNUDAの900Rになります。距離は20,000Km超とそこそこ出て
いますが程度は良く、前オーナーが大切にしつつ走りを楽しんでいた様子が伺えます。
なかなか市場には出てこないNUDA。気になる方は今がチャンスです。