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【今週のレア車】Vol.146 スズキ DF200E
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- 2019.01.10
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、個性的なファームバイク?スズキ DF200Eです。
いきなり車名だけ聞いてもピンと来ない方も多いと思います。それではスズキの「SX200R」と言われるとどうでしょうか?更に「???」の方、大丈夫です、安心して下さい。では、最後にスズキ「ジェベル200」はどうでしょう?
こちらはご存じですよね♪
スズキが1993年3月に発売したバイクで、ホンダ XR、ヤマハ セロー、カワサキ スーパーシェルパなどと並びオフロードでも楽しめてツーリングなどオンロードもこなせるデュアルパーパスタイプとして人気を博し2005年まで生産されたロングセラーです。250ccに準ずる装備を与えられていたにも関わらずライバルと比較しても安価であったのも人気の理由でした。
この人気モデル、ジェベル200の元になったのが先の「SX200R」なのです。
搭載された空冷4サイクルSOHC 2バルブ単気筒エンジンは最高出力20馬力を発揮し、車体重量118㎏、燃料タンク容量15L(ジェベルは13L)と扱いやすいスペックは、使い切れるバイクの楽しみを教えてくれるものでした。
この使い勝手のいい、でも目立つ事の無かったエントリーモデルの「SX200R」から生まれ変わった人気ロングセラー「ジェベル200」の派生車種として発売されたのが、今回のレア車、DF200Eです。(やっと繋がりました!(^^)!)
DF200Eはジェベルに遅れる事約4年の1997年に発売されました。基本的なスペックはジェベルとほぼ同様でしたが、特徴的な違いが巨大なリアキャリア、ヘッドライト上部の四角いフロントキャリア、パイプ式エンジンガード、前後フェンダーのマッドガードなどで、それによってジェベルと比べてヘビーデューティーなイメージが持たれているようです。カモフラージュ柄やオレンジなど珍しい車体色が用意されていたのも斬新でした。
この少々、個性の濃いDF200Eですが日本国内での反応はパッとせずセールス的にも厳しかったのでしょう、数年間で販売終了となりました。それゆえ残っている個体数も少なく見つけるのもなかなか難しいかと思います。
今回の個体は中古車なりのヤレはあるものの比較的程度の良い状態です。当時は「?」と思われたデザインも見ようによってはCOOLなのでは?今こそ自分好みにカスタムしてオンオフに繰り出したいと思える1台です。欲しい!