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【今週のレア車】Vol.172 BMW R1200Cインディペンデント

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  • 2019.07.24

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、BMWらしさ満載のアメリカンクルーザー R1200Cインディペンデントです。

R1200Cは新しいセグメントとして北米で最も大きな成功を収めている、クルーザーカテゴリーにBMWが投入したアメリカンスタイルのドイツ製クルーザーです。


車名の頭の「R」は、水平対向(ボクサー)2気筒エンジンを搭載している事を意味しており、トルクフルな特性は、ゆったりとクルージングを楽しむ為のフィーリング、サウンド、脈動を感じさせる感性を実現しています。


縦置き水平対向の特徴、左右に飛び出たシリンダヘッドはその歴史が始まったR32までさかのぼり、BMWらしさを醸し出しているといえるでしょう。


アメリカンスタイルのクルーザーカテゴリーとはいえ、バイク任せのライディングを良しとせず、あくまで主役は乗り手、運転する歓びにこだわっているのもBMWらしいところです。そのため、走る、止まる、曲がるという走行性能には惜しみなくテクノロジーが注ぎ込まれており結果として特異なクルーザーモデルとなっていました。


こうしてR1200Cシリーズは1997年にクラシック、1999年にアバンギャルド、その翌年の2000年に今回ご紹介するインディペンデントと次々バリエーションモデルが発売されましたが、いずれもセールスは好調とは言えず、販売台数も僅か、レア車への道まっしぐらとなってしまいました。


先行販売のクラシックやアバンギャルドとインディペンデントの大きな違いはツートンカラー、ツアラーハンドル、ウィンドシールド、フォグランプ、2ピースのキャストホイール、リアシートなどでしょうか。前後フェンダーやタンク、サイドカバーなどほとんどの外装品を鉄製として、樹脂製の部品の使用は極力少なくしているのはシリーズ共通でクルーザーらしいところです。


今回出品の個体は、走行は2万kmちょっと、ウィンドシールドは外されているようですが程度は上々で申し分無し!


人と被らないクルーザーモデルをお探しの方はお見逃しなく!

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制作・協力

バイクの窓口編集部

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