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【今週のレア車】Vol.177 スズキ・アクロス250

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  • 2019.09.12

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今週のレア車はスズキ250㏄4気筒スポーツのACROSS(アクロス)250のご紹介です。

このバイク、最大の特徴はなんと言ってもガソリンタンクにあるでしょう。


通常、跨った前にあるのがガソリンタンクですが、これはダミーになっていて、なんとメットインスペースになっています。現代のバイクではNC750などがこの方式を取っていますが、最初にタンク部分をメットインにしたのはこのアクロス250が初めてとのことです。


そのメリットは、跨ったままエンジン止めずにメットインの開閉ができるので、高速道路の料金所で支払いも便利ですし、良い景色に出会った時、即座にカメラを取り出して気軽に撮影することも出来そうですね。ガソリンタンクはシート下に設置されていて、低重心化にも貢献しているようです。

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デメリットはタンク容量が12リットルと少ないため、

ツーリング時などはちょっと気にしなければならないところでしょうか。


車名ACROSS(アクロス)は、直訳すると「横切る」とかになりますが、日常の街乗りから、非日常のツーリングまでカバーする、様々なシーンを横断する意味で命名されたそうです。また、サイドカウルには何故か「X913」のステッカーが貼ってありますが、これは車名やグレードではなく、市販化する前の製品コードとのことらしいです。

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外観はフルカウルのスポーツモデルで、GSX-R250の派生モデルにあたります。パワーユニットは「GSX-R250」と同様の水冷4ストローク4気筒250ccエンジンを搭載し、規制上限の45psを発揮していました。

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今回出品される個体は走行1万㎞弱、カウル類もしっかりしており、貴重な1台。ちょっとした荷物はメットインに収納できるフルカウルのスポーツモデルって、唯一無二のバイクに映ります。これ1台でいろいろなシーン(ACROSS)で活躍してくれそうで、価値ある1台です。

制作・協力

バイクの窓口 編集部

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