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【今週のレア車】Vol.191 ホンダ レブル250 SPL
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- 2019.12.27
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、ホンダのレブル250 SPLです。
ホンダのレブル250といえば、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで売れ続けているベストセラークォーターです。
アメリカンクルーザーのカテゴリーながら、低く構えたハンドルにシート、傾斜をもたせたスリムなガソリンタンク、誰が乗ってもサマになるライディングポジションなどかっこいい要素が満載!
またその足付の良い車高と軽い車体は女性ライダーにも扱いやすく、街中ではレブルを颯爽と乗り回す女性ライダーを見かける事も多いのではないでしょうか(^^)
よくできたCBR250Rのエンジンをベースにパワー特性をチューニングしてあり、やや高い位置にセットされたステップとマフラーでワインディングに持ち込んでも意外に深いバンク角でコーナーリングの楽しさも味わえるというまさに三拍子そろったバイクです。
こんなに売れているレブルがなぜレア車?と思われた方、その通りです。
今回ご紹介するレブル250は、このMC49型ではなく、今から35年近く前に販売されていた初代、MC13型のレブル250です。
発売年の1985年頃はレーサーレプリカブーム真っ只中で、その走りのステージは峠中心でしたが、その反面で人気海外TVドラマの影響もあり街中をかっこよく走り回るアメリカンスタイルのバイクも脚光を浴びていたのです。
そんな背景の中、ホンダは前身の250Tシリーズをベースに長く突き出たフロントフォークやティアドロップ型のガソリンタンクなどを装備したアメリカンスタイルを強調したモデルとして、この「レブル=反逆者」を登場させました。
当時のキャッチフレーズは「エンターテイメント・ギア、レブル。」
とにかくアメリカ色を強く出した広告宣伝で、レプリカブームに食傷ぎみだった若者たちのハートをつかみ人気となったのです。
クォーターアメリカンブームを作ったとも言えるこのレブル250ですが、さすがに35年も経過すると現存する個体は少なくなってきています。
さらに今回のレア車は、MC13型の中でも特別塗装と金メッキ加工を施した「SPL」、さらに珍しいバイクと言えるでしょう。
大人気のMC49型とは一味違う古き良きアメリカンらしいこのレブル、今乗れば注目の的まちがいなしです♪