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【今週のレア車】Vol.191 スズキ ウルフ50

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  • 2020.01.27

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、スズキのレジャービークル ウルフ50です。

スズキのウルフ50といえば、NA11A型のネイキッドのスーパーゼロハンスポーツを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?


1989年に発売になったこの水冷2ストロークエンジンを搭載するウルフ50は、レーサーレプリカのRG-γの派生モデルとして登場した第3世代モデルです。

RG50E譲りのパワフルなエンジンやデルタボックス風のフレーム(実は樹脂製カバー)などの見た目もあり、狼の名にふさわしい戦闘的なイメージでした。


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画像:WEBオートバイより  NA11A型ウルフ50


そもそも1969年発売の初代のウルフが、排気量は90cc(車名ウルフT90はバイクの窓口 レア車Vol.90に登場⇒https://www.moto-auc.com/report/else/vol90t90 宜しければご覧下さい。)と125ccでしたが、元気な2ストローク2気筒エンジンを搭載した純粋なスポーツバイクだったこともあり、ウルフ=スズキの2ストロークスポーツバイク、というイメージを持たれているように思います。


名前も強そうですしね(^^)。


今回ご紹介するのは、ウルフはウルフでもこちらのウルフではなく、1982年発売に発売された第2世代のLA11A型ウルフです。


初代、第3世代が走りのイメージであったのに対して、2世代目はガラッとその趣きを変えて登場しました。

エンジンは50ccの空冷2ストロークですが、前後に5.40-10サイズの極太タイヤを履かせ、フレームを覆いつくすカバーや上方に出されたマフラー、大柄のシートなどを装着した、見た目にもかわいらしいバイクでした♪。


同じスズキのバンバン、同年代に発売されていたホンダ モトラなどに通じるレジャービークルとも言えるでしょう。


ところが気負わず街乗りを楽しめそうなこの原付バイク、当時の人気はイマイチで販売台数も伸びないまま生産終了してしまいました。


レジャー向けにもかかわらず「ウルフ」のネーミングがついた事が中途半端になってしまった?わけではないと思いますが…(^_^;)。


今回の個体は、外装もエンジンも多少の手を加えてあげる事が必要だと思いますが、年式を考えると状態は良いほうだと思います。


今や貴重な極太タイヤの2ストロークゼロハン、おしゃれに乗りこなすと注目のマト間違い無し!要チェックです。

丸目一灯のライトとアップハン、好きです(^^)

80km/hまで刻まれたスピードメーター。右のキー差し込み口周りもカワイイです♪

制作・協力

バイクの窓口編集部

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