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【今週のレア車】Vol.193 スズキ RG50ガンマ

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  • 2020.02.11

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、思い出深いスズキ RG50ガンマです。

スズキ RG50ガンマ。


この原付スポーツバイクは個人的に忘れられない1台です。

というのも私が初めて所有したバイクであり、その楽しみを教えてくれたバイクでもあるからです。


1982年の12月に、それまでのスズキのゼロハンスポーツとは明らかに異なる新設計の水冷2ストロークエンジン、クラス初の角型パイプダブルクレードルフレーム、油圧ディスクブレーキなど最新のテクノロジーをつめ込んでRG50ガンマは発売されました。


当時のライバル車には先行して発売されていたヤマハのRZ50、カワサキのAR50、ホンダのMBX50などがありましたが、いずれもネイキッド(当時はそんな呼び方も無かったと思いますが)バイクでしたので、RG50ガンマを初めて見たときはそのデザインに違和感を感じたものです。


有名な、通称奴凧タイプのテールカウルとテールレンズ、フロントにはこれまたイカっぽい小さなカウルとほぼ正三角のウィンカーレンズと特徴的でした。(のちにもっとシャープなデザインに変更)


私が手に入れたのは今回の車両と全く同じ、ブラックに青いストライプのカラーでしたが、今でも赤いシートがすごくかっこいいと思います。


馬力は当時の最高出力の7.2馬力をたたき出し、他ライバル車にも遜色の無い走りを見せました。


小さいながらも初めて所有したバイクだけに嬉しくてあちこち走りまわっていましたね~。

それこそガソリンがあればどこまでも走っていける気がしたものです。(実際は限界があります^_^;)


当時のカスタムの定番だったセパハン、社外チャンバーに替えて初めてミニサーキットを走ったのもこのRG50ガンマでした。


その後中型免許(今で言う普通二輪免許)を取得したのを機に250ccに乗り換えることにした為このバイクは他人に譲ってしまいました。


RG50ガンマは発売後も小変更を続け、途中でWOLF50というネイキッドの派生モデルなども生み出しつつ1995年発売の最終型でその終止符を打ちました。


意外に長い間、販売されていたんだと今更ながら驚いています。

しかし、現存する個体はきっと少ないのでしょう、普段街中でお目にかかることはほとんどないはずです。


商品として販売されている車両も極端に少ないこのバイク、今回のレア車は年式相応のダメージはあるものの、手直しすれば十分楽しめそうな1台です。


今回は私が欲しいです(^^)!

特徴的なメーター周り。タンクキャップはクラス初のエアプレーンタイプ!

今回のモデルはオプションのハーフカウル装着車です♪

制作・協力

バイクの窓口編集部

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