【今週のレア車】Vol.196 ラビット125スーパーフロー

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  • 2020.03.05

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、富士重工 ラビット125スーパーフローです!

今回はラビット125スーパーフローをご紹介します。


ラビットは富士重工業から発売されたスクータータイプのバイクです。

「富士重工業」よりも「SUBARU」と紹介した方がピンとくる方が多いかと思います。

ラビットスクーターの歴史は戦後間もない1946年まで遡ります。第二次世界大戦後にUS製のパウエル式スクーターを参考に、日本に適した型で開発、発売されました。


ご存じのとおり、戦後の日本は急速に経済成長を遂げてきました。それと同時にスクーターの需要も増えていきました。1950年の朝鮮戦争特需により、国内がより活気づき、スクーター業界にも大きな影響を与えました。その中でラビットとシルバーピジョンによる激しい販売合戦が繰り広げられました。翌年1951年には前年比でラビット約1.7倍、シルバーピジョン約3.5倍近く販売台数を増やしました。

敗戦からの復興が進むにつれ、スクーターに求めるものが変化していきました。

その結果ラビット、シルバーピジョンは数多くのモデルチェンジを繰り返しました。

今回取り上げたラビット125スーパーフローもその一つです。



しかし一般家庭への自動車の普及、スーパーカブの台頭などにより、1968年6月末をもって生産終了となりました。

それでも22年間もの間ヒット商品として歴史を刻み、国産スクーター第一世代としての役割は十分全うしたと思います。



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バイクの窓口事務局

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