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【今週のレア車】Vol.201 ホンダ QA50
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- 2020.04.15
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、ホンダ QA50です。
QA50は1970年から1975年に製造された、北米地区向けの輸出専用車です。
既視感のあるビジュアルですが、なかなかお目にかかれないバイクです。
あえてこれを購入される方はかなりマニアックだと思います。
QA50のルーツは、本田技研工業が運営していた「多摩テック」の遊具として製造された
Z100のモデルチェンジ車であるCZ100がベースとなっています。
CZ100は以前にも【今週のレア車】Vol.49でも紹介したバイクですので、気になる方はご覧ください。
QA50はモンキー最初期モデルZ50M型の基本設計をベースに、フレーム、前後5インチホイールなど共通するパーツは多く、姉妹車の関係にあります。
エンジンはPC50型リトルホンダ用空冷4ストロークOHV単気筒エンジンを搭載し、
フロントサスペッションは国内モンキー2代目Z50A型と同じ倒立式テレスコピック型を取り入れています。
ホンダバイクのいいところ取りですね。
ウインカー、ヘッドライトなどの保安部品は搭載されておらず、完全レジャー向けモデルでした。
車両重量も38キロと軽量で、折り畳みハンドルなど自動車での持ち運びしやすい仕様となっています。
近頃レジャーバイクは125ccを中心に原付二種クラスが人気の傾向にあります。
例としてホンダ モンキー/グロム、カワサキZ125などあります。
バイク人口の裾野を広げるためにも、今後のレジャーバイクの動向に注目していきたいと思います。