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【今週のレア車】Vol.203 ホンダ ファントム200
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- 2020.04.30
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回は、タイホンダ製のお手軽アメリカン、ホンダ ファントム200です。
「ファントム」というとF-4型戦闘機を思い起こす方も多いと思いますが、意味を調べてみると「まぼろし・幽霊」とあり、何だかおどろおどろしい感じですね(^_^;)
かの有名な高級車、ロールス・ロイスにもファントムというグレードがありますが、幽霊のように静かに走るといった意味合いがあるようです。
このようにファントムという名前には、「静か」、「気配を消す」というイメージがあるようですが、さて今回のレア車、ホンダ ファントム200はどうでしょうか?
ホンダと言っても製造はタイホンダですので、国内販売車両は逆輸入車ということになります。
2004年頃に200台ほどしか輸入されていないらしく、その時点ですでにレア車なのですが、現在実存する車両はいったい何台くらいあるのでしょう。
その姿を実際にご覧になったことのある人は少ないのではないでしょうか。
パッと見、マグナ250とほぼ同程度の車格のアメリカンタイプのバイクで、よく見ないとそれがファントムだと気づかないかもしれません。
この車両の特徴として他の国産アメリカンモデルと比べても軽量な車重(乾燥重量130kg)と前過ぎないステップ、切れ込みの少ない自然な操舵感など取り回しの良さがあると思います。
エンジンは信頼性バツグンのSL230系空冷OHC単気筒エンジンを搭載しており、発信加速もスムーズ、独特の心地よい鼓動感が味わえます。
そのうえメカノイズや振動も十分に抑えられていました。(このあたりがファントム??)
またアメリカンモデルらしく各部にメッキ調仕上げのパーツを多数使用しており、タンク前部にセットされたスピードメーターやリアショックもメッキ処理されており豪華さを増します。
その他外観ではフロントはキャストホイール、リアにはディッシュホイールを装備、シーシーバーが標準装備されたタンデムシートは厚めで座り心地も抜群で長距離ツーリングも難なくこなせそうです。
このように、取り回しの良さと見た目の豪華さ、便利装備など、ビギナーの方や女性ライダーにも気軽にアメリカンスタイルを楽しんでいただけそうな1台です。
ぜひお見逃しなく!