【今週のレア車】Vol.214　ヤマハ・フォーゲルQB50

本日紹介するバイクは、ヤマハ・フォーゲルQB50です。

旅先で乗り回す小型バイク、いわゆる「レジャーバイク」です。

HY戦争当時、「レジャーバイク」の定番だったのが、ホンダ・モンキーです。

それに対抗するようにヤマハ・ポッケを発売しました。

ポッケは【今週のレア車】Vol.135でご紹介していますので、ご覧ください。

https://www.moto-auc.com/report/else/vol135

またホンダ・ゴリラの対抗馬として1980年に発売されたのが、ヤマハ・フォーゲルQB50です。

ポッケとフォーゲルは共に1980年に発売され、全体のフォルムもかなり似ています。

ポッケは6インチホイールに対して、フィーゲルは8インチホイールを採用しています。

ホイールのインチ数は直進安定性、ハンドリングに密接に関係しています。

大きければ直進安定性は増しますが、ハンドリングはモッサリしてしまいます。

小さくなるとその逆になります。

エンジンは2スト単気筒エンジンを搭載し、4速リターンミッションで

一番下がニュートラルのボトムニュートラルシフトとなっています。

タイヤは悪路でも走れそうなブロックタイヤ、アップフェンダーを採用しています。

燃料タンクは、ポッケが5.3リッターだったのに対して、フォーゲルは10リッターと倍近くアップしています。

またエンジンガードやフォークブーツが装備され、より本格的に仕上がりました。

シートも広めにとってあり、着座位置がほぼ後輪のため、荒いクラッチワークをしてしますと、

ウィリー状態になってしまうので、注意が必要です。

遊び心が満載のフォーゲルのご紹介でした。