【今週のレア車】Vol.218　スズキ　KATANA50

本日ご紹介する車両は、KATANAです。

といってもKATANAの名を冠した原付スクーターです。

KATANAの名を冠しているだけあり、原付であってもスポーティなビジュアル。

色は真っ赤と派手なカラーリングです。

1997年からスペイン向けに製造されたバイクのため、国内販売はされていません。

海外向けの規格のため、車体は125ccのバイクの大きさほどあります。

またタイヤの幅も広く、シートはタンデム仕様でタンデムグリップも付いています。

余談ですが、フランスではオートバイの座席が二人乗り仕様であれば、原付であっても2人乗りが可能だそうです。

スペインにもこのルールがあり、そのためシートがタンデム仕様なのでしょうか。

エンジンはイタリアのメーカーであるモト・モリーニ社の水冷2ストロークエンジンを搭載。

メーターは120kmまで記録でき、出そうと思えば100km以上出すことができたそうです。

通常の原付メーターであれば、60kmが一般的です。

装備も本格的で、SHOWA製の倒立サスペンション、ディスクブレーキを搭載など、

当時の国内向け原付よりも良い足回りをしていました。

しかしわざわざKATANAの名を冠する必要が無かったと、批判が集中してしまったようです。

確かに原付としてはありでも、KATANAとしては不十分に感じますね。