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【今週のレア車】Vol.223 ヤマハ・ベルーガ

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  • 2020.10.01

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、ヤマハ・ベルーガです。

本日ご紹介するバイクは、ヤマハ・ベルーガです。



1980年代に50ccスクーターブームが巻き起こりました。

そのブームの火付け役として大ヒットしたのが、ホンダ・タクトです。

ホンダ・タクトを追随するように、ヤマハとスズキは対抗車を次々発売していきました。

特にスズキ・ジェンマの登場は国内のスクーターブームを盛りあげていきました。

それを振り払うかのように、ホンダはリード、スペイシーなどのスクーターを続々発売していきます。

まさに原チャリ大戦争といっても過言ではありませんでした。



その中で今回ご紹介する車両は1981年発売ヤマハの本格スクーター第一弾である、ヤマハ・ベルーガです。

※残念ながら今回の車両は外装色替えで黒になっています。


ベルーガという名前は北極圏に生息している純白シロイルカから由来しています。

オリジナルカラーはホワイトで、ビジュアルもベルーガをイメージしているため、特にフロントフェンダーはくちばしをイメージしているように感じます。



ベルーガにはカギ付きのトランクを追加装備したベルーガDの他に、二人乗りができる80ccのベルーガ、またベルーガの女性向けモデルとしてサリアンを発売しています。

サリアンのイメージキャラクターはクイズ女王の宮崎美子さんでした。



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当時お手軽で自転車の延長のようなスクーターのイメージから脱却するために、

男性がゆったり乗れる大型のフルカバードボディに、どっしりとしたシートなどを採用しました。



本格派スクーターゆえに、当時の新車価格は14万6千円と高額ではありましたが、好調な売れ行きを示していました。

1980年代後半も50ccスクーター市場は大戦争状態が続き、さらに過熱していきます。
制作・協力

バイクの窓口編集部

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