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【今週のレア車】Vol.231 ホンダ・フラッシュ
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- 2020.12.02
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、ホンダ・フラッシュです。
本日ご紹介するバイクは、ホンダ・フラッシュです。
1983年12月15日に発売されました。37年前のスクーターです。
「軽量、スリムなボディで新感覚のスタイルと俊敏な走りのスポーツ感覚あふれるスクーター」をコンセプトにデザインされました。
スタイリングは、フロントからステップ、リヤへと疾走感のあるダイナミックなフォルムをしております。
またヘッドライトはボディカウルと一体化させています。これによりフロアスペースを確保することができ、ゆとりある乗車姿勢での走行が可能となっています。
コンセプトに軽量と入っているだけあって、47kg(乾燥重量)という軽量でスリムなボディサイズを採用しています。
エンジンは空冷2サイクルエンジンを搭載し、最高出力は5.0PS/6,500rpmです。
また超ワイドレシオのVマチックを採用することで、きつい坂道でもなめらかで余裕ある走りを可能にしています。
補足ですが、Vマチックはベルト式自動変速機で、スロットル操作や負荷の条件に応じで自動的に変速比が変わり、速度や駆動力をスムーズにコントロールするものです。
ホンダが初めてVマチックを搭載したのは、1979年発売のカレンです。翌年にはタクトにも搭載され好評を得たことで、50㏄スクーターだけではなく、スクータータイプであればほとんどの排気量で搭載されています。
装備の面では、タコメーター(Sタイプ)、グリップ性能のよいタイヤ、防振リンクを用いたエンジンマウント部、路面からのショック吸収性を一段と高めたサスペンションなどを採用することによってスポーティで快適な走りを発揮できる設計としています。
さらに、補水不要で長期放置にも強く、倒しても液洩れしない画期的なメインテナンス・フリーを実現しており、バッテリーやオートチョークとCDI点火装置の組み合わせによって、始動性とメインテナンス性が向上しています。
見た目だけでなく、機能的な部分にもこだわりが伝わってくるスクーターだと思います。