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【今週のレア車】Vol.232 F.Bモンディアル HPS125

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  • 2020.12.10

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、F.Bモンディアル HPS125です。

本日ご紹介するバイクは、F.Bモンディアル HPS125です。


イタリア・ミラノを拠点とするバイクメーカーで、第二次世界大戦後1948年にボゼッリ兄弟が設立しました。

古くから高い技術を誇り、ホンダの創業者である故本田宗一郎氏もF.Bモンディアルのバイクを研究していたといわれるほどの技術力をもつメーカーです。

WGPでも活躍した老舗メーカーでしたが、1979年に経営不振で一度は会社を解散してしまいます。

しかし近年、その名門が復活しました。その第一弾としてリリースされた内の一台がHPS125です。



HPS125の名前は、1940年代のF.Bモンディアルの人気モデル、Hipster Generationに由来しています。

「Hipster」とは、個性的、奇抜なファッションを好む若者をあらわす言葉として使われています。



車両のビジュアルはクラシックなスクランブラー・スタイルに仕上げています。

125ccとは思えない、重厚感を感じることができます。

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車両のビジュアルの特徴である右2本出しのアップマフラー、美しい曲線のシングルシートなど細部にまで拘りを感じることができます。

バイクを乗らない人でもかっこいい、可愛いと注目されるバイクだと思います。



エンジンはアプリリアのRX125などにも採用されているピアジオ社製の水冷4ストローク、DOHC単気筒を採用しています。

最高出力は11kW / 9,750rpmと、125ccクラスでは充分すぎるほどの性能となっています。


車体構成は鋼管ダブルクレードルフレームに、ツインショック式のリアサスペンション、倒立フォーク式のフロントサスペンションを採用しています。



乗り心地は、思いのほかそれほど良くないようです。

シートの高さは785mmと若干高めで、シートがほとんど沈みこまないため乗りにくいと感じてしまうようです。

またデザインの特徴である右2本出しのアップマフラーのヒートガードが少し邪魔になって、右足は特に開き気味になってしまうようです。

車重が約130kgと軽いため、取り回しは容易になっています。



しかしどのバイクよりも攻めていて完成度の高いバイクです。

カスタムなしのノーマルでこれは出来すぎています。

カラーバリエーションも豊富なため、お気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。

制作・協力

バイクの窓口 編集部

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