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【今週のレア車】Vol.63 奇跡の走行1㎞! ヤマハ GX750
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- 2017.04.26
毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、今から40年前のGX750、なんと走行1㎞!しかも614㎞のXJ750Eもあわせてご紹介!
GX750は、当時爆発的な人気を誇っていた、ホンダCB750Four、
カワサキZ1の対抗馬としてヤマハが開発・発売しました。
当時ヤマハはOHC2気筒のTX750しかラインナップしておらず、
対抗する新型バイクについて基本仕様を様々に検討していました。
結果、DOHC3気筒、シャフトドライブ、軽量コンパクトな車体を特徴とした
GX750 が1976年にデビューしました。
ところが欧州でこそシャフトドライブ等が評価されたものの、
日本・アメリカではライバルに比べ1気筒少ない事などさっぱりで、
早くも翌年にはパワーを60psから67psにUPする等の改善を図りましたが
成果を上げることが出来ませんでした。
そこでヤマハは既に1980年に発売され、好評を博していたXJ650をベースにした
DOHC4気筒のXJ750Eを1981年に発売、
「軽量・コンパクト・高性能」のコンセプトが受け入れられ
ようやく一矢を報いる事が出来ました。
今でこそMTシリーズは大ヒットする等、3気筒は珍しくありませんし、
販売面でハンデになるようなことはありませんが、
当時はマルチシリンダー信仰がかなり根強かったんですね。
今回ご紹介するのはそんなGX750の走行僅か1㎞と、後継のXJ750E、走行614㎞です。
これをホントの「デッドストック」って言うんですね。
長年保管されていたせいか現車は両方ともエンジン不動で残念ながら書類なしですが、
外観はGXの方こそアルミ錆びが散見されるものの、新車時を彷彿とする程度の良さ。
博物館級のこのバイク、観賞用にいかがでしょうか。
フォーク部アルミ錆みえますが、キャストやエンジンの程度良いこと!
メーターまわりは痛みやすい部分ですがこの通り!
XJ750Eも年式新しい分さらに程度良!
こちらはフォークも錆ナシ!
メーターまわりも御覧の通り!
この販売店さんはVF750F、270㎞!もお持ちです!但しこちらも残念ながら書類なしです。
バイクの窓口編集部