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【今週のレア車】Vol.75 ホンダ STX1300“パンヨーロピアン”

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  • 2017.07.26

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。今回はホンダの大型スポーツツアラー、2代目パンヨーロピアンです。

ホンダSTX1300パンヨーロピアンは、従来のST1100パンヨーロピアンの後継機種として

2002年にデビューしました。

エンジン形式こそ先代のST1100と同じ水冷V型DOHC4バルブ4気筒ですが、

排気量アップも含め全く新しいモデルとして登場しました。


装備的にはこの手のバイクに求められるものはほぼ標準で装備されています。

パニアケースはもちろん、電動スクリーン、3段階調整可能なシート、29リットルを誇る

大容量タンクだけでなく、前後連動ブレーキD-CBSやABSなど、非常に充実しています。


同様のモデルとして、日本メーカーではヤマハのFJR1300、海外メーカーではBMWの

K1600GTやR1200STあたりが主なライバルになるんでしょうが、パニア前提のデザイン

(逆に外すとバランス悪い)など、ツアラーとしてより徹底したモデルに思われます。


そのコンセプト故、非常に大柄なバイクで乾燥重量286kg(ABS車)、全長2282mm、

全幅935mm、全高1332mmと、ゴールドウィングほどではありませんが、

堂々とした体躯のバイクです。


日本では発売されず逆輸入のみ、しかも価格は当時で200万ほどしたようで、

先代のST1100よりさらにレアなバイクです。


現車は距離こそ50,000km超と走っていますが、全体的な程度は良く、このバイクらしく

長距離ツアラーとして大切に使われていた様子です。

ホンダ製だけあってメカ的な信頼性も高いようですので、まだまだ「これから」といったところ

ではないでしょうか。

ツアラーをお探しの方は、あまり見かけず、価格もこなれてきているCTX1300を選択するのも

良いのではないでしょうか。

先代と比べるとかなり精悍なスタイルになりましたね。

メーター回り。さすがの充実度合い。

制作・協力

バイクの窓口編集部

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