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【今週のレア車】Vol.79 スズキ GS1200SS

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  • 2017.08.30

毎週木曜日に行われる業者間バイクオークションに、全国から出品される中古バイクの中から、レア車をピックアップしてご紹介するこのコーナー。 今回は、超レアとは言えませんが比較的新しいモデルなのになかなかレアでとんがったバイク、スズキGS1200SSです。


GS1200SSが発売されたのは2001年ですが、このスタイルをご覧ください。

どう見ても80年代。

モチーフは1980年前後に数々のレコードを作った、耐久レーサーGS1000Rですが、

その雰囲気を見事に再現しています。


最初黒の単色で発売、その後黒赤、白青と発売されましたが、市場では人気を得ることなく、

僅か3年余りで発売中止となってしまいました。

そのせいか、タマ数は少なめで、新車時の価格は90万円そこそこでしたが、安くても新車価格より

ちょい安、程度の良いものだと150万超のプライスがつくものもあります。


失礼な言い方をすればイナズマ1200をベースに外装を80年代耐久レーサー風にしただけ

(オーナーの方いたらごめんなさい)とも言えますが、カウル形状や油冷エンジン特有の

シリンダーフィンの美しさ等、21世紀によくぞここまでレトロ風に振ったとんがったバイクを

出してくれました、と思います。車名も敢えて「GSX」ではなく「GS」にして拘ってますしね。


現車は人気の黒赤、通称ヨシムラカラーで距離は30,000Km超と多いですが、

全体の程度は非常に良く、この手のバイクにありがちな改造も吸気・スロットル系程度と、

ノーマルの雰囲気を残した良い状態で、前オーナーが大切に乗っていた様子が伺えます。

もともと数が少なく希少なバイク、是非きれいに乗り続けてほしいものです。

クリップオンハンドルは低く見えますが前傾はきつくありません。

カウル形状がよくわかるショット。しかしスズキの空冷フィンは美しい。

制作・協力

バイクの窓口編集部

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