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「オフロード」・「モタード」とは?それぞれの特徴と代表的なモデルのご紹介
- バイクのメンテ記事
- 2017.11.28
山道や砂利道などの悪路を走破する際に活躍するオフロードバイク。「オフ車」ともよばれますが、最近では「モタード」という新しいタイプのバイクも人気を集めています。今回は、それぞれの特徴や代表的なモデルを中心に解説していきます。
「オフロード」とは?
砂利道や軽いぬかるみなど、道路状況によっては転倒やケガの危険が伴うバイク。アメリカンやレーサーレプリカなど、車種によっては車体に傷が付いただけで高額な修理費用が発生する可能性もあり、あまり無茶な運転はできるものではありません。しかし、そんな悪路であってもオフロードバイクの場合は難なく走破可能であることが大きなメリットです。
オフロードのほとんどが100kg台半ばの車重で、細めのオフロードタイヤにストロークの長いサスペンション。バイクそのものの構造も単純なものが多く、転倒や衝撃にも強いこともオフロードバイクの特徴です。オフロードとモタードの違い
オフロード車と混同しがちなタイプで「モタード」という種類があります。一見はオフロードと大差がないように見えるのですが、決定的な違いはタイヤにあります。オフロードのバイクは凸凹の大きなオフロード用タイヤを装着しているのに対し、モタードの場合はオンロード用のタイヤを装着し、さらにオフロードに比べてタイヤの径が小さいことが特徴です。街乗りがしやすく、軽量なボディ、壊れにくいというオフロードの良いところをオンロードに昇華させ、現在も多くのライダーから支持を得ています。
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(オフロード):HONDA CRF 250R
CRFシリーズの特徴である低回転域の安定性に加え、中高回転域での安定性も改善されました。オンロード・オフロードそれぞれの路面状況に合わせ、エンジンモードを選択できる「エンジンモードセレクトスイッチ/インジケータ」を搭載し、あらゆるコンディションに対応できます。
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(オフロード):YAMAHA セロー250
1985年の発売以降、30年以上にわたって販売されているオフ車のロングセラー。4半世紀以上の歴史で培ってきた技術・ノウハウによって、完璧に成熟された信頼性の高いバイクであるということがいえます。足付きの良いシート高、適度な柔らかさをもったシートはオフロードだけではなく舗装路の走行も考えられた設計となっており、他のオフ車に比べて疲労感を軽減してくれます。
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(モタード):KAWASAKI D-TRACKER X
250ccのカワサキを代表するモタード。1998年に初代Dトラッカーが発売され、2008年のフルモデルチェンジによって現在のDトラッカー Xとなりました。初代Dトラッカーはオフロード車をベースとしたものであったため、どちらかといえばオフロードを重視したものでしたが、Dトラッカー Xへのフルモデルチェンジ後はサスペンションやブレーキはオンロードを重視したものに変更されました。
オフロード・モタードの楽しみ方
オフロードは山道や未舗装の悪路を得意とし、モタードは市街地を得意としています。そのため、バイクをどのようなシチュエーションで楽しむかによって選ぶ車種も変わってきます。ただし、いずれも高速道路のような長距離ツーリングはあまり得意としていないため注意が必要です。
バイクネットAJ事務局