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バイクの分割払いについて:ローンと何が違う?
- バイクのメンテ記事
- 2018.02.15
新車あるいは中古バイクを購入するとき、現金で一括して払うのでなければ、ローンや分割払いによって支払うことになります。 本来、「ローン」と「分割」は違う意味の言葉ですが、最近、「分割」払いはあまり聞かれなくなりました。それでもたまに使われることがあるので、知っておきましょう。
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分割での購入とは
分割とローンには、次のような違いがあります。ローンから解説したほうが分かりやすいです。
(1)ローン
ローン払いでは、販売者と購入者の間にローン会社が入ります。中古バイクをローンで購入した場合、まずローン会社から販売店に代金が支払われ、購入者はローン会社に返済していきます。そのためローンが終わるまで、バイクの所有者はローン会社になります。
(2)分割
対して分割とは、単純に2回以上に分けて販売店に代金を支払う方法で、最も分かりやすいのはクレジットカードの分割払いです。間にローン会社が入るわけではなく、単純に数回に分けて支払いをする方法です。
頭金はあったりなかったりですが、要は、購入者が数回に分けて販売店に代金を支払うということです。
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残価設定ローンとは?
最近よく聞く言葉に、「残価設定分割」があります。
これは
「バイクを買い換えるときの下取り分を購入時に差し引き、残りの金額を分割で支払う」
という方法です。
例えば購入代金100万円の中古バイクを36回の残価設定ローンで買い、3年後の残価を30万円とします。
その場合、残価30万円まで含んだローンを組むことになりますが、30万円は36回目に組み込まれています。ここが誤解されやすいところで、ローン総額は100-30=70万円ではありません。要は、36回目に30万円を払うか、(仮に設定した)残価30万円で下取りとするかどうかということです。
しかし、走行距離が多い、酷使する、綺麗にしていない、などの場合は、実際の評価額が残価30万円を下回ることは十分ありえます。
バイクメーカー系列の販売店でも、残価設定分割が用意されています「ホンダ据置クレジット」、「YSPスペシャルローン」がそれにあたります。
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分割のメリットデメリット
分割払いの最大のメリットは、「お金が足りなくても、欲しいものが手に入る」ことです。
仮に100万円の中古バイクが欲しいと思っていて、貯金が50万円しかないとしましょう。現金で買うなら残り50万円貯めないと買えませんね。
しかしローンや分割を利用すれば、今ある50万円で欲しい中古バイクを手に入れることができます。
残り50万円はローンや分割で支払うことになって金利も発生しますが、これは、欲しいものを先に手に入れた手数料、お楽しみ料と思えば、案外高くはないと思います。
もちろん、ローン、残価設定ローン、分割、どの方法をとるにしても、金利の安いローン会社やプランを選ぶにこしたことはありません。
バイクネットAJ事務局