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中古バイクはタイヤメンテナンスも大事!タイヤのお手入れポイント
- バイクのメンテ記事
- 2018.06.07
バイクの中でも消耗品は数多くありますが、タイヤはその中の典型とも言えます。今回はタイヤを定期的にチェックする際に気にするべきポイントをまとめてみました。中古バイクは購入する時に既にタイヤが新品でないものも多いので確認して購入するのが良いでしょう。
■中古バイクのタイヤで気を付けること
バイクの日常点検は事故を未然に防ぐために重要なものです。路面と直接接地している唯一のパーツであるタイヤは、日常点検を怠るとさまざまなトラブルに直結し、最悪の場合死に至るほどの重大な事故を引き起こします。中古バイクの場合は新車より一層気を付けていく必要があります。そこで今回は、中古バイクのタイヤメンテナンスの方法を具体的にご紹介していきます。
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タイヤメンテナンスのポイント
バイクのタイヤメンテナンスで重要なポイントは、「空気圧」、「摩耗」、「ヒビ・割れ」があります。一つずつ詳しく見ていきましょう。
(1)空気圧
まずは空気圧についてです。タイヤに入っている空気は数ヶ月程度すると自然と抜けていきます。これはタイヤそのものに異常がなかったとしても、ゴムの僅かな隙間から少しずつ徐々に抜けていきます。適切な空気圧になっていないとグリップ力に影響を及ぼしたり、燃費が悪くなる原因にもなります。また、高速道路を走行する際などはタイヤのバーストを引き起こす危険性もあり、周囲を事故に巻き込むおそれもあります。最低でも2ヶ月~3ヶ月に一度は空気圧の点検を行いましょう。
(2)摩耗
次のポイントは摩耗についてです。バイクに乗っていると自然とタイヤがすり減り、グリップ力が低下してきます。あまりにもタイヤの溝がすり減ると、やがてタイヤのワイヤー部分がむき出しの状態となり、バーストにつながります。1週間に1回程度はタイヤの溝をチェックしましょう。中古バイクの場合は、納車前に必ずチェックし、摩耗が激しい場合は納車に合わせてタイヤ交換する等、ショップに相談してみましょう。
(3)ヒビ・割れ
最後のポイントはヒビ・割れについてです。タイヤはゴムでできていますが、ゴムという素材は経年による劣化を避けられないものです。初期の劣化に見られるのはゴムの硬化です。新品の状態に比べてゴム自体が硬くなり、摩擦力が低下します。それはグリップ力に顕著に現れ、制動距離が長くなります。硬化がさらに進んでいくとタイヤの表面にヒビが現れるようになります。始めの段階では細かなヒビのため注意して見ないと分かりづらいことも多いです。そしてさらに進行すると大きなヒビや割れにつながっていきます。中古バイクの場合、長く乗られてなかった影響でタイヤが硬くなっている恐れがあります。摩耗に加え、納車前に状態チェックを行いましょう。
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タイヤ交換の時期は?
摩耗やヒビ・割れが進行すると、タイヤを交換しなければなりません。一概にバイクのタイヤは◯年で交換ということは言えないため、その時々の状況で判断しなければなりません。少なくとも今回挙げたような症状が出ている場合は、すでに交換の時期である可能性は高いです。自分で判断が難しい場合はまずはショップに相談してみましょう。
今回ご紹介した内容は、どれも重大な事故につながる危険性の高いものばかりです。毎日乗るバイクだからこそ、こまめなメンテナンスに心がけていきましょう。
バイクネットAJ事務局